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石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」

「戦争、はじまったの?」

ひらばる れな │ 2022.03.02

2月は忙しくて、その分ほどよい達成感も味わいながら過ごしました。仕事のこと、家族のこと、自分のことで精一杯になりストレス発散のクッキーを焼きまくる私の日常と並行して、気づけばロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まっていた。

小1の長女が「戦争、はじまったの?」と不安そうに聞いてきて、夫が全体像をざっくり話すと「それってロシアが悪いじゃん。みんなでロシアをやっつけたらいいんだよ!」と言った。
子どもに世界の複雑さをどう伝えられるだろう。そこに親としての責任があるように思うと同時に、あまりにそれについて無知な自分に焦りました。いろんなニュースや記事を読み漁って突貫で現状を認識しているところなのですが、身近な人たちの声にも心動かされています。

デザイナーのひらのゆきさんのnote「子どもとウクライナ侵攻」は、子どもからの質問形式でいまの状況がまとめられていて、そのまま今夜娘に読み聞かせたいし、福留さんのコラム「それは地続きに」の“歴史上の出来事は、私たちの暮らしの中においてはここから始まりここで終わりのような明確な線引きはほぼない”という書き出しに頷くばかり。バレエの先生が送ってくれた「平和を考える絵本」の一覧からは、異なる立場を想像することの大切さに改めて気づきます。それから打ち合わせ中に「ごめん、仕事に関係ないこと挟んでいい? 本当にウクライナの人たちのことを思うとつらい!」と叫んだ仲間。

悲惨な情報に無力感が増す中で、みんなのそれぞれの視点や反戦への訴えがそのまま届く時代であることに心強さも感じています。いまはいろんな切り口から冷静な物事の見方を学びつつ、ほんとうに戦争はいやだという感情も大事にして、自分なりに世界を捉え続けるしかないのだろうと思う。

それで娘には、まず根っこに知ってほしいこととして、ロシアの中にも戦争に反対して平和を願う人たちがたくさんいることや、どちらが良い・悪いで一括りに決めつけることが新しい分断を生むかもしれないこと。すべての国に一人ひとりの思いや暮らしがあって、自分たちもその一人であること。そうしたいろんな目線で世界を見て学んで、自分にもみんなにも優しい世界をつくってほしいと伝えた。最後は母の願い君に届け状態になってた。
でも次の日「ニュース見なくちゃ。戦争の状況を知りたい」とテレビをつけていて、なんだか頼もしかったです。毎日子どもと一緒に戦争と平和の話をしようと思う。一刻もはやくこの戦争が終わりますように。

ぺちゃくちゃ交換日記
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-

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交換日記は月のはじめと真ん中頃に往復する予定です。

研究員プロフィール:ひらばる れな

mazecoze研究所代表・編集長
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育会社にて障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。
ダイバーシティプランニングを行う「hullabaloo」代表、ソーシャルデザインのしくみをつくる「PReNippon」共同代表、ノウフクPROJECTファシリテーター、久遠チョコレート広報など、様々なプロジェクトを推進。

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