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石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」

「もっと、わたしたち」計画

石田 恵海 │ 2021.04.14

本日4月14日で、八ヶ岳でお店をはじめて4年になりました。

東京・三軒茶屋で営んだお店も4年だから、東京と八ヶ岳で同じ年月のキャリアを積んだわけだけど、月日の流れが圧倒的に八ヶ岳のほうが早く感じます。早すぎる。これはどうしてかなと考えると、事業の方向性の明確さにあるような気がしたんだよね。向いている方向が明確だと、やるべきことも明確になる分、時間が足りなく感じるのではないか、と。東京時代は逡巡期だったんだなー、なんて思います。

さて、5年目になる今年の目標は「もっと、わたしたち」でいこうと考えています。

昨年からコンサルティングを受けたり、ソムリエ資格取得のための勉強会を開いたり、さまざまなレストランにお食事にうかがったりしているのだけど、それはすべて、わたしたちがわたしたちらしく、お客さまの満足度をよりアップさせたいためにしていること。でも、そのなかでいつもモヤモヤしていたのが、わたしたちが大切にしていることをお客さまにお伝えしていくことは、どれだけお客さまの満足度につながるのか、ということでした。

ばるさんはよく知っていると思うけれど、Terroir愛と胃袋は三茶時代からバリアフリー設計やウェルフェアトレード(福祉施設の商品や商取引)、オーガニック、アニマルウェルフェアなどを大切にしたお店づくりや仕入れをしていて、八ヶ岳に来てからはよりサスティナブル度が上がっているのだけど、もう10年近くそれがデフォルトのなかにいると、わざわざそれを表現するまでもない気がしてしまうのだよね。

コンサルティングしていただいている小澤一貴さんのレストランCronyさんに、先日うかがった時のこと、最初によもぎのお茶が登場し、その後、二番茶や茶殻をつかったお料理が登場した際に、サービスの方が食材を捨てずに生かした目の前のお料理のことを「SDGs」という言葉を用いながら解説をされたのでした。

こういうシーンでSDGsという言葉を使うなんて、とっても東京っぽい! 食材を余すことなく、ふつうは捨てる部位をお料理に生かすことはうちでもよくある。でも、八ヶ岳にあるうちのお店でSDGsという言葉で説明するかな?と想像すると、ちょっとうちの場合は違うかなとは思った。だけど、そこにははっとするものがあったのだよね。SDGsという表現をつかって、何を伝えたいのか、ということに。

小澤さんにうちのお店に来ていただいた際にも、地元のひまわりの茎が入った手漉きの和紙のメニューやテーブルクロスをあえて敷かないことなど、もっとお客さまに伝えたほうがいいとアドバイスいただいてモヤモヤしていたのだけど、Cronyさんにうかがって、お店として大切にしていることを伝える重要性が見えた気がしたのでした。

そういうわけで、お客さまともっといい関係になるために、わたしたちが好きなこと、大切にしていることをもっともっと伝えていこうと、その第一段として「もっと、わたしたち」になるためのメニュー改造を計画しています。改革大好きだからウキウキしちゃうんだけど、こうしてやることが増えて、時間が足りなくなるのよねー(笑)。

ぺちゃくちゃ交換日記
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-

2021.04.14 エミ 「もっと、わたしたち」計画
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2021.03.15 エミ ものがたりと知性とユーモアと
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2020.12.15 エミ わたしたちがレストランで在ること
2020.12.02 ばる 次の人たちに
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2020.11.02 エミ 秋深まり、田んぼにのぼり⁉

交換日記は月のはじめと真ん中頃に往復する予定です。

研究員プロフィール:石田 恵海

つくるめぐみ代表
得意なテーマは自ら実践する「田舎暮らし」「女性の起業」「自由教育」。八ヶ岳ガストロノミーレストラン「Terroir愛と胃袋」女将であり、「自分らしい生き方」などをテーマとした編集・ライターでもあり、三兄弟の母でもあり、こどもたちをオルタナティブスクールに通わせている。「誰もが、オシャレしてメシ食って恋して仕事して、最期まで自分を生きられる、自立した社会づくりに貢献すること」を理念に活動。2020年より古民家一棟貸しの宿、棚田を愛でながらコーヒーを楽しむカフェ・ギャラリーも開業する。
Terroir 愛と胃袋

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