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石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」

秋深まり、田んぼにのぼり⁉

石田 恵海 │ 2020.11.02

ばるさん、東京の紅葉はどう? 外苑前の銀杏並木の黄色い絨毯がなつかしいです。先週、八ヶ岳には初雪冠があり、薪ストーブに朝晩火を入れる日々も始まりました。車で走っていると、農家さんたちは冬支度を急いでいる雰囲気があるよ。山や自然の景色から四季を感じることはもちろんなのだけど、こちらに来て早5年目になるから、最近は田畑で作業をされる方の様子からも季節を感じるようになってきました。

そんな美しい秋の田舎の景色をぶち壊しているのが、選挙ののぼり。「のぼり???」とハテナマークだよね。11月にこちら山梨県北杜市では市長と市議会議員選挙があるのね。それで不思議なのだけど、山梨県は選挙となると、応援する陣営ののぼりが美しい景色のなかにたなびき始めるのですよ。立候補した人の名前を旗にするのはどうも違反みたいで、「チェンジ北杜」「更なる前進」「コロナ対策さらに前進」とかね。キャッチフレーズっていうのか、なんなのかよくわからないことが書かれた旗なのです。

市長選挙に関心がある人はすぐ「あれは誰の陣営ののぼりだ!」とわかるのだけど、そうでない人は「あの旗なに?」というところから選挙に関心を持つ流れになるのならいいかもね。「武田信玄の影響で山梨県民はのぼりを見ると興奮するDNAなんだ」と誰かが言っていて笑ってしまったのだけど、こちらは完全に車社会だから、毎朝毎晩、これらの旗を見ていると、資金力と組織力を見せつけるための国盗り合戦に見えてくるよ。

だけど、北杜市の素晴らしい景観を守ることは、八ヶ岳の観光業を守り、また発展するためにもとっても大切なことだということは、わたしなんかが言わなくても、立候補されていらっしゃる方々は百も承知ははずで、「北杜市の自然を守ること」を公約に掲げているなら矛盾しているのだよね。せめて、次の選挙で市長になった暁には、ぜひ「選挙ののぼり廃止」を実現してほしいと思う。

ぺちゃくちゃ交換日記
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-

2020.11.03 ばる 紅葉と体験を探しに
2020.11.02 エミ 秋深まり、田んぼにのぼり⁉

交換日記は月のはじめと真ん中頃に往復する予定です。

研究員プロフィール:石田 恵海

つくるめぐみ代表
得意なテーマは自ら実践する「田舎暮らし」「女性の起業」「自由教育」。八ヶ岳ガストロノミーレストラン「Terroir愛と胃袋」女将であり、「自分らしい生き方」などをテーマとした編集・ライターでもあり、三兄弟の母でもあり、こどもたちをオルタナティブスクールに通わせている。「誰もが、オシャレしてメシ食って恋して仕事して、最期まで自分を生きられる、自立した社会づくりに貢献すること」を理念に活動。2020年より古民家一棟貸しの宿、棚田を愛でながらコーヒーを楽しむカフェ・ギャラリーも開業する。
Terroir 愛と胃袋

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