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石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」

紅葉と体験を探しに

平原 礼奈 │ 2020.11.03

恵海さんこんにちは。交換日記、これからよろしくお願いします!(ボツ案もいつかの思い出にリンクしておきますね)
のぼり興奮DNA、笑った……。いや、そこに暮らす人たち、向こうに広がる美しい景色を愛する人たちにとっては切実な問題ですよね。

私が住んでいる場所でも、近所の畑や神社の森が色づいてきました。恵海さんの写真のようにつながった景色ではなく、小さな秋が点在している感じ。それを見つけられたときの幸福感もなかなか好きですが、東京に来てから紅葉はそこにあるものから「見に行くもの」に変わったなぁ。

ところで先日、次女が3歳になりまして、長女は6歳半に。ぴったり半年違いの誕生日なので、1人の誕生日はもう1人のハーフバースデーとなり、どっちであっても祝ってもらう気満々の人たちです。

長女が半年のときにここに引っ越してかれこれ6年以上、縁もゆかりもなかった街で生きていることになります。最近立て続けに「なんでここに住んでるの?」と聞かれたのですが、妊娠したときに紹介してもらった産科があった駅でした。
はじめて降り立った日、駅前の商店街がわいわい賑わっていて、焼き鳥の香ばしいタレの匂いにおいしいお好み焼き、薄皮鯛焼き! 昼から外ワイン外ビールしてる人々も。「なにここ。好き」となって住み着きました。単純!

いざ越してみると、新しい地域コミュニティに入るとき独特のヒリヒリ感がなくて、外の人と中の人の境界線が薄いというか、良い意味でそれぞれ。昔から暮らす人と新しい人たちが半々くらいにまざりあった、多世代が暮らすちょうどよい街なんですよね。都会ってどこか無機質なイメージがあったけど、ほどよい朗らかさやゆるさもあるなと思います。

毎年いまくらいの時期に開催される商店街のフェスティバル、今年はコロナで中止かなと思っていたら、なんとオンライン開催でした。街に住むクリエイターさんがつくった素敵な特設サイトが立ち上がり、オンラインイベントの合間には商店街の美味を近隣大学の学生さんがデリバリーしてくれて。地域の底力をじわじわ感じ、さらにこの土地が好きになったのでした。

ぺちゃくちゃ交換日記
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-

2020.11.03 ばる 紅葉と体験を探しに
2020.11.02 エミ 秋深まり、田んぼにのぼり⁉

交換日記は月のはじめと真ん中頃に往復する予定です。

研究員プロフィール:平原 礼奈

mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。

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