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石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」

40歳、童心に還る

平原 礼奈 │ 2021.08.01

恵海さん、突然の“驚いたことシリーズ”にお付き合いありがとうございました。ワーク・ライフ・ソーゲー・バランス、メモ! 

ところでわたくし今週不惑を迎えました。
えー、40歳。こんなかんじかー(笑)
成人式だと2回目。人生80年時代(とはもうあまり言わないかもしれないけど)で考えると折り返し地点。

30歳で独立したので、いまの働き方をはじめてちょうど10年になります。「一人ひとり多様な選択肢があり、それを喜んだり応援できる社会づくり」をテーマに、多様性から価値を生み出すんだ! と意気込んで、いろんなプロジェクトにいろんな立場で取り組んできました。

最近は、ノウフクの対話の場の立ち上げ、愛媛シルクの地域共創事業、パフォーミングアーツの全国展開の仕事などもはじまっています。目的に合わせて組織されるチームの、全国各地にいるメンバーのみなさんとの物理的な距離はどんどん広がり、精神的な密度はより濃くなって。
いつまでたっても知らないことばっかりで、見て聞いて悩んであーだこーだやってみての繰り返しなのですが。でも、やりたい仕事を尊敬する人たちとできているのがうれしくて仕方ないです。それからそうしたプロジェクトが自然とmazecoze研究所と連動することも多くなっていて、とてもありがたいです。
想像と現実のギャップに不完全燃焼で孤独で彷徨っていた10年前の私に、いまの楽しさを伝えたい。もちろん当時の自分が積み重ねてくれたからのいまなのですけど。

暮らしの面でのここ10年のダイナミックな変化といえばやはり出産&育児です。肉体的には加齢爆速で形状記憶不可能なまでに激変しましたしね。

子どもたちを眺めていると、なんて愛に満ちた存在なんだろうと驚きます。私のことを全身全霊で愛してくれるし、友だちとの手紙にも「だいすき」の言葉が溢れている。寛容で、赦すこともどこからともなく知っていて、あんたらすごいなって。
その佇まいから、この世に生まれた一人ひとりが愛し愛される存在なのだと気づかされます。感謝とか優しさの前に、自分から湧き出る「好き」なんだなぁ。それは上に書いたテーマとも通ずるものだと感じています。

そんなわけで、いつしか大人的外交スキルへの憧れはなくなり、内面から湧き出る愛をもって自由にいられたらと思うようになりました。楽しい40代にしたいな。

ぺちゃくちゃ交換日記
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-

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交換日記は月のはじめと真ん中頃に往復する予定です。

研究員プロフィール:平原 礼奈

mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。

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