恵海さん、先日はキャンプに向かう途中に思いついて、一瞬でしたけど、会えてうれしかったです。久しぶりに恵海さんのお店「愛と胃袋」を訪ねて、敷地内に新しくオープンした「café yusan」で美味しいカフェラテをいただきながらカゴバックや小物をゲットして、帰りに「旅と裸足」のお宿をちらりと眺めて恵海さんのクラウドファンディングの奮闘を思い起こしていました。
雄大な自然に囲まれた北杜市八ヶ岳の麓にある恵海さんワールドは、地域に溶け込みつつも、どこもかしこもこだわり抜かれ洗練されていて、お世辞抜きで恵海さんすごいなカッコいいなってめちゃくちゃ思った。2人で一緒に写ってる写真が一枚だけありましたので記念に。この交換日記も2年目に突入しましたねー!
さて、最近小1長女が手話に興味を持っている話はしたかと思うのですが、そこからスライドして「聞こえないとは?」を考えはじめたようです。
昨晩は、娘から「自分は手話がまだほとんどできないのに、どうやって聞こえない人とコミュニケーションとればいいのか」と悩みを打ち明けられたので、「文字で伝えられるから書けばいいじゃん」って言ったら、すごい驚いていて。
「まず一度でも音をきいて、それを“あ”だと認識してからでないと、文字がわからないんじゃないの?」というのが娘の言い分で、自分がそうやって聴覚と共に言葉を覚えてきたから、聞かずに文字(書き言葉)を理解する方法があることにびっくりしたようなのでした。
娘がそう思っていたことに私もびっくりしつつ、でも、自分の場合、初めて聞こえない友と出会った高校生のときに友だちはすでに文字を習得していたし、その後に知り合う聞こえない人たちもみんなそうだったから、それをあたりまえと思って今に至るわけで。あたりまえになる前に、それぞれにどんな気づきや工夫や努力があったのだろう?
そういえば、私も小学生のときにヘレンケラーの本で、目が見えない聞こえないという状況の彼女が井戸の水をサリバン先生のサイン“Water”だと理解できるようになる瞬間をとても興味深く読んでいたことを思い出しました。
子どもたちと同じ視点で世の中を見ることが難しくなっているけれど、あたりまえの前にあるものを意識することや、わからないことをわからないと言いやすい、それを受け止められる自分や社会を作っていきたいなぁと思った出来事でした。
ぺちゃくちゃ交換日記
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-
2021.11.05 ばる あたりまえの前に
2021.10.15 エミ 答・べきことべきじゃないこと
2021.10.01 ばる べきことべきじゃないこと
2021.09.15 エミ 過去のわたしは、いまのわたしを
2021.09.01 ばる 娘と戦争とトットちゃん
2021.08.15 エミ 学びと暮らしがつながる瞬間
2021.08.01 ばる 40歳、童心に還る
2021.07.15 エミ 田舎で子育て、驚いたこと3選
2021.07.01 ばる 都会の子育て、驚いたことランキング
2021.06.15 エミ 彼女の記憶の旅
2021.06.01 ばる 体験する自然と日常の中の自然
2021.05.14 エミ 子育て新章
2021.05.01 ばる 好きを耕す
2021.04.14 エミ 「もっと、わたしたち」計画
2021.04.01 ばる ふるさとの挑戦
2021.03.15 エミ ものがたりと知性とユーモアと
2021.03.01 ばる 卒園とハハ友
2021.02.15 エミ 過去にとらわれず、成長を恐れず、歳をとる
2021.01.05 ばる おこだわり!
2021.01.15 エミ ご無沙汰してます! Twitter
2021.01.05 ばる 2021
2020.12.15 エミ わたしたちがレストランで在ること
2020.12.02 ばる 次の人たちに
2020.11.16 エミ 開拓者魂たちの気配
2020.11.03 ばる 紅葉と体験を探しに
2020.11.02 エミ 秋深まり、田んぼにのぼり⁉
交換日記は月のはじめと真ん中頃に往復する予定です。
mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。