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石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」

日々の反省と幸せと

平原 礼奈 │ 2022.11.11

恵海さん、ぺちゃ日記、3年目に突入です。
恵海さんから「maze研でばるさんとわたしの交換日記しない?」と提案してもらって、夏が終わって準備をはじめて2020年の11月にスタートしたのですよね。

人のことはたくさん書いてきたけど自分のこととなると言語化するのが苦手で毎度苦しみ、「私のことを読んで誰か楽しいのでしょうか?」という気持ちは変わらずですが、「恵海さんとの交換日記なんだからまずは恵海さんに届けば良い!」とできるだけ素直に日々のことを書いてきました。
恵海さんから「 わかるー!と笑っちゃった」とか「共感する人、多いと思うわー」ってコメントをもらうとそれが次へのエネルギーになって、気づけばここまで。
以前、超多忙な時に日記を書いてくれた恵海さんが、「こうやってコラムを書くことで考える時間をもらえるのが、わたしには救いです」と言ってくれて、あー、ここは恵海さんと一緒につくってきた、自分と向き合ってそれを共有できる場なんだな、と感じました。いつもありがとうございます。これからも続けていきたいです。いつか本にしましょう。

最近、バタバタと流れるように毎日が過ぎていました。そんな中、私の不注意で次女に怪我をさせてしまった。幸い大事には至らなかったのですが、打ちどころが悪ければと思うと震えるし、その場面が何度もよみがえっていまも心がバラバラになりそうです。子どもたちに急かす言葉ばかりかけて、その時も登園のバタバタの中で、起こるべくして起こった事故だったのだと思う。

その日保育園を休んだ次女と一緒に過ごすと、心身の成長への気づきや発見がたくさんあって、毎日一緒にいるのによく見れていなかったなぁーと。平日の夜は子どもたちが満足するまで話を聞くと心に決めていながらも、本心では「早く寝てくんないかな」と思っているし、そろそろ寝かしつけ不要になってほしいし、出張行くからって毎度泣き叫ばないでほしいし、私を取り合う姉妹喧嘩をしないでほしいし、パパもいるのに「ママ・ママ・ママが良い!」って言い過ぎないでほしい。うれしいけども、歯磨きとか爪切りはパパでもいいじゃん。私に余白ができるとそれが優しさとなりみんなに返ってくることにそろそろ気づいてほしい、ってまだ無理か(笑)

子どものことが大好きなのに、こんなに子育てがつらくて未熟な自分ってなんなん、と落ち込みマックスのその日の夕方、福留さんが「今日、月食です!」と教えてくれて、家族で隣の公園へ行った。ご近所さんも出てきて、みんなで442年ぶりの天体ショーを眺める。ごはんもお風呂もまだだったけど1時間ぐらい月を見つめて、次女は大好きな中学生のお姉さんに遊んでもらえて大満足で、私はこういう時間を大事にできる自分であろうとひっそり決意しました。

夜、長女が「パパは飲み会が多いのに、ママは仕事はあるけど飲み会に行かないのはなんで?」と言ったので、よく見てるじゃーん(でもたまに行ってます)ってにやにやしながら「あなたたちのことが大好きで一緒にいたいからだよ」と答えると、二人とも表情がしっとり。私の言葉ひとつでこんなに幸せそうな顔をしてくれる人たちが愛しすぎます。でも仲間と飲みにも行きたいです。恵海さん、今度ぺちゃ日記3年記念乾杯しましょう。

ぺちゃくちゃ交換日記これまでの記事
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-

研究員プロフィール:平原 礼奈

mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。

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