English
石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」石田恵海とひらばるれなの「ぺちゃくちゃ交換日記」

かけがえのない仕事

平原 礼奈 │ 2023.02.06

2月ですね。チョコレートブランドの広報をしている身としてはちょっと心忙しくなる季節。同時に仕事を通じて1年のいろんなイベントやお祝い事を味わえるって幸せだなぁと思います。

今年はさらにスペシャルで、久遠チョコレートのドキュメンタリー映画『チョコレートな人々』の上映が1月から始まっています。現在全国に52の拠点を持ち、多様な人たちが働く久遠チョコレート。代表の夏目さんと、ここで働く人やそのご家族も含めた山あり谷ありの19年間を描いた物語です。試写会でなんともいえない気持ちになって、子どもにも観てほしいと先日家族を連れて2回目の鑑賞をしてきました。映画を観るとモーレツにチョコが食べたくなるのはわかっていたので、まずは久遠チョコレート横浜店へ。

上映期間中は映画館で久遠チョコレートを取り扱ってくれているところも多いのですが、横浜店にはふだんオンラインで広報のやりとりをしているマネージャーの山本さんがいるのです。会えるとやっぱりうれしくて、夏目さん神出鬼没説とか「あれさ、まさかさ」と映画の裏話で盛り上がり、夏目さんにも山本さんとの記念写真を送りつけたりして(笑)

たっぷり話した帰り際、山本さんが子どもたちに「知ってる? ママ、すごいんだよ。誰もできない仕事をしてるんだよ」と言ってくれたんです。すると次女は何も言わずにむすっとして、長女は「信じがたいねー」と目を細めて一言。
私は何か書きはじめると夢中になってしまうので、休日や夜、子どもがいる前では極力パソコンを開かないようにしているのですが、でもいますぐ情報を発信したい、このタイミングでなきゃーということもあります。そんなときにはギンギラな目でせかせかしているので、その姿が子どもたちにどう映っているかはわからない。自分が働く意味や仕事への思いはよく子どもたちに話すけど、言葉で伝わる部分より実際の一心不乱な様から得るインパクトのほうが大きいだろうし、だから次女が黙り込んだのも仕方ないかな、と思った。

さてチョコレートを買い込みいざ映画館へ。上映が始まると同時に久遠テリーヌをもりもり食べはじめる5歳。8歳長女は102分じっくり鑑賞、次女は「ねー、まだ?」を10回は言ったけど、なんとか最後まで見続けることができました。途中夏目さんと山本さんが出てくるとその都度「山本さんだ!」「あれが夏目さん?」とざわめく人たち。 笑いがもれるタイミングが一緒だったり、後から聞くとぜんぜん違うところを見ていたり、それぞれに響く場面があったようです。久遠な人たちの愛しく誇らしい日々の姿が丁寧に描かれているのですが、私は初回とはまた違う視点で、自分との関わりの中の久遠チョコレートの想像力を膨らますことができたように思う。明日からの広報も魂込める!とわくわくしました。

とっぷり暗くなった帰り道。夫が「映画おもしろかったね。ママ、さっきの久遠チョコの仕事してるの知ってる?」と聞いたところ二人ともしーんとしてたので、「まだわからないかー」と話していたら、次女が大人びた声で「もちろん知ってる。私が知らないと思ってた? ママにしかできないことをしてるんだよ」と言った。追って姉が「信じがたいねー」と(笑) 私はなんかもうぐっときて、久遠チョコレートのことはもちろん、自分のことも誇らしく感じて、そんな気持ちをくれるかけがえのない仕事に感謝した。働くって、関わるって、うれしいですね。

ぺちゃくちゃ交換日記これまでの記事
-都会と田舎でそれぞれ子育てしながら暮らす、ふたりのワーキングマザーの七転八倒な日常を綴る日記-

研究員プロフィール:平原 礼奈

mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。

「平原 礼奈」の記事一覧を見る

ページトップへ戻る