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第11回:好きな食べ物・嫌いな食べ物ってなんですか?

あだち先生 │ 2018.08.30

こんにちは、アナログゲームマスターのあだち先生です。
なーんか張り詰めて、緊張している現場などでよく「好きな食べ物・嫌いな食べ物ってなんですか?」って質問をします。
「え?なんで?」「どーして?」ってさらに深く聞いていくうちにその人の生い立ちなんかも一緒に聞けてすごく楽しいので、この質問をよくします。
とってもオススメ。

「じゃあ、あだち先生は?」って聞かれたら…
「とんかつ」と答えるんですが、いや待てよ。
昔の記憶を辿ると小学3年生の時に「三色団子」にハマり、ずっと三色団子がご飯だったらいいのになって思っている時がありました。
朝、給食、晩御飯いつでも三色団子…って想像しただけで、嬉しくなってしまい興奮したあまり「三食団子命!」って思わず叫んでしまったところを姉に目撃されて「命、やすっ!」って突っ込まれたあの日から、何十年も経ってしまいましたがあれほどまでに、情熱的に食べ物と真正面に向き合ったことがあったかなぁなんてところまで考えてしまいます。

とまぁこんな話に発展するまで自分の話をした体験がありまして、やっぱこの「好きな食べ物・嫌いな食べ物ってなんですか?」っていい質問だなーとしみじみ思うんですよ。
ちなみに嫌いな食べ物は「プリン」
理由は全く分かりませんが、とにかく初めてプリンを口に入れた時から今の今まで本当に苦手。
口入れた瞬間に「オエー」ってなります。ちなみにヨーグルト、茶碗蒸しは食べれます。え?聞いてない。うふふごめんね。
こんなふうに「好きな食べ物・嫌いな食べ物ってなんですか?」って誰かと話す時に何かお題があると、誰でも話しやすくなったりするんじゃないかな?って思います。
ただ、ずっと食べ物の話してるわけにはいかないでしょ?
お話するためのお題をポンポン出してくれてる、そんなゲームがないかなーって思ったアナタ!ありますよ。

今回はズバリ!!!
その人の人柄を探れ!!!
ググッと仲良くなるカードゲーム『アンゲーム』をご紹介します。

『アンゲーム』(アメリカ)

2人以上、所要10分、5歳〜大人向け
※現在は『こころかるた』という名前で再販中

これはゲームじゃないって意味で『アンゲーム』
つまり、勝ち負けは特になく、カードに書かれた質問にただただ答えるだけ。
どんな質問があるのか???

普段では絶対にしないような質問だらけ!
こんな質問、キャンプの日の夜、眠れない同士が夜空を見ながらじゃないと絶対にしない!

あだち先生、実はこの『アンゲーム』を車に乗っている時に、よく遊びます。

そうそう!友人の誘いで、大人数旅行へ行った際の話。
友人「ごめーん!車の席が余ってるなら友達1人乗せてもいい?」
って言われて快諾したら、なんと全身タトゥーだらけのひょろりとした不愛想な若い男性が現れて、なんとも言えない空気になっちゃったんです。
だけど、これはいい機会だなってことで『アンゲーム』を出したんです。
最初の質問カードは『自分を色で例えると何色?』っていう内容で、いやーとりあえず例の男性は闇のような黒いTシャツを着ていたし、車内全員「黒!」って思ってたと思う!笑

そして、例の男性が小さな声で「僕は、紫ですね。紫が好きだし、紫って少し複雑な色って思ってて…」って恥ずかしそうに、でも結構沢山話してくれたのを今でも覚えています。
その後も『アンゲーム』を通じて、分かったのが例の男性が彫り師見習いであり、自分を練習台にしていたり、実は極度の人見知りで人と話すことが苦手だったけど『アンゲーム』のおかげで一気に心の壁がなくなった!なんてことまで楽しそうに話してくれました。
なんで、この素晴らしいエピソードのおかげで『アンゲーム』は、私にとって特別なゲームなんですよ〜。

もちろん、仲良し同士や夫婦でもおすすめ!
「え!?こんなこと思ってたの?」って思わずびっくりするような回答が出てきます!実際にとても明るく陽気な人物だと思っていたけど、『アンゲーム』を遊んでその人の闇を見たことだってあります。笑
その人とはもちろん、今も仲良しですよ!

『アンゲーム』には、「全年齢向け」「子ども向け」「ティーン向け」など、バリエーションもたくさん!
「子ども向け」の質問はこんな感じ!

道徳の授業みたいですが…家族で話し合えたら楽しそう、そしてこんなお話をする機会なんてないもんね!これはミニアナログゲームマスターが大きくなったらぜひ遊びたいなぁ。

質問には、時事問題や哲学に近いものもたくさんあるので答えにくい質問は、最初は避けた方が遊びやすいかもしれません。
もしくは、無理やりひねり出して話し合うのもこれまた楽しいかもね。

「好きな食べ物・嫌いな食べ物ってなんですか?」って、食べ物の話を一通りした後、間髪入れずに「じゃあ次はこのゲームしませんか?」って誘いましょう。
きっと『アンゲーム』が終わる頃、その人のことを知りすぎて、親友、はたまた家族のようになっているかもしれません!
ぜひ遊んでみてね〜。

あだち先生

株式会社あだちのYEAH代表取締役 / アナログゲームマスター
京都出身、1歳男児の母。仕事のご依頼を受けるとド派手なピンクの衣装に身を包みアナログゲームマスター「あだち先生」に変身! 人数や用途に合わせてゲームを選別現場まで持ってルール説明をするアナログゲームのケータリング! その名も「おでかけゲームマスター」として、あちこちのホームパーティーに登場。 近年では、東京おもちゃ美術館などのイベントを始め、企業研修、ブライダルなどアナログゲームを使ったイベントを提案、企画まで行い、 舞浜の商業施設イクスピアリのメインステージでは、アナログゲームを作るワークショプを展開し、のべ1000人を動員。


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第9回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=その②色と形=
第10回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=その③数字=
第11回:好きな食べ物・嫌いな食べ物ってなんですか?


研究員プロフィール:あだち先生

株式会社あだちのYEAH代表取締役 / アナログゲームマスター
京都出身、1歳男児の母。仕事のご依頼を受けるとド派手なピンクの衣装に身を包みアナログゲームマスター「あだち先生」に変身! 人数や用途に合わせてゲームを選別現場まで持ってルール説明をするアナログゲームのケータリング! その名も「おでかけゲームマスター」として、あちこちのホームパーティーに登場。 近年では、東京おもちゃ美術館などのイベントを始め、企業研修、ブライダルなどアナログゲームを使ったイベントを提案、企画まで行い、 舞浜の商業施設イクスピアリのメインステージでは、アナログゲームを作るワークショプを展開し、のべ1000人を動員。

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