こんにちは、アナログゲームマスターのあだち先生です。
ほんの数ヶ月前まで、オレンジのことを「ジンジ!」と言い、レモンのことを「レモモ!」と言っていた可愛いミニアナログゲームマスターも…
今では「オレンジ、もういっこちょうだい!ちょうだい!ちょうだい♪」って踊り出してそのまま違う部屋へ行ってしまったり「レモンおいしい?ねぇおいしい?」と言いながら、抵抗する私の口に、無理やりレモンを押し入れようとしたり凄まじい成長をみせています。
さてさて、もうすぐ2歳になるミニアナログゲームマスターにいよいよアナログゲームを遊ばせてみよう企画!
「ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!」
第三弾!
今回は、今までと比べものにならないくらい難しい「数字」です。
色や動物はよく目にしたり、好きだったりで興味があったのですが、まず「数字」という概念がミニアナログゲームマスターにあるのかも母である私でさえわかりません。
日常の数字といえば、人差し指を1本たてて「もっかい(もう1回)」と言えば、同じことが起きるというのは理解しているけど、1という数字を理解してるのかなぁ…。そして、お風呂の仕上げに1〜10まで数えるのは日課です。
ただし、7と10が大好きなので私が「1・2・3…」と数える声に、自分の好きな7と10が来た時に元気に一緒に言うだけです。なので、やっぱり数字っていうのはちょっとまだ難しいかなぁ〜未知数すぎて全く分かりませんがやってみよう!
と、その前に!前回ご紹介しました『虹色のヘビ』をとても気に入ったミニアナログゲームマスターは、毎朝「へび〜おはよー」と言いながら、ヘビのカードを自由に並べて遊んでいます。全く興味がなかったのに、これはとっても嬉しい反応!
この『虹色のヘビ』紹介してからあちこちで反響があって、「子どもが喜んで遊ぶ」「寝る前にやっている」「じぃじとばぁばも遊べる」と色々嬉しい声が聞けて嬉しいです〜。
じゃあ、前置きが長くなりましたが、早速「ミニアナログゲームマスターにいよいよアナログゲームを遊ばせてみよう企画!第三弾!数字」いってみましょう!
『イチゴリラ』(日本)
2〜6人用、所要10分、3歳〜大人向け
ズバリ神経衰弱です!神経衰弱って聞くだけで逃げてしまう人たち、ちょっと待って!!!この『イチゴリラ』は、そんな神経衰弱が苦手な人にも遊んで欲しいゲームです。
面白いひっかけ要素があったり、自信があれば高得点を狙えばいいし、逆に簡単に取れる得点もあったり、家族で盛り上がれるゲームです。
かんたんルールから上級者ルールまであるので、調節して遊べるのもオススメポイントです。
タイルを裏向きに並べて、よく混ぜて準備完了です。
そして、準備ができたら、なぜか急に片付けをするミニアナログゲームマスターとそのお手伝いに駆り出されるゲレンデ(ベンツのミニカー)
まずは、1枚めくる……。
「にんじん!」です。よく見てください。数字が書いてあるのが見えますか?
つまり「にんじん」のタイルはこの中に全部で2枚あります。
なので「にんじん」を連続して2枚引き当てないと「にんじん」はもらえません!
ん?コレって普通の神経衰弱では?って思った方はするどいですね!
では、これはどうでしょう?
最初に引いたカードが「ゴリラ」だったら…数字は5です。
つまり「ゴリラ」「ゴリラ」「ゴリラ」「ゴリラ」「ゴリラ」と5枚連続してめくらないと「ゴリラ」はもらえません。
間違ったら自分の番はおしまい。
というのが、この『イチゴリラ』のルールです。ね、簡単でしょ?
では、カードをお見せしましょう!
ジャーン!!!こんなにあるし、似ているものが入っている〜ひえーーー
このタイルが各書かれている枚数あって、それら全て使います。
「ゴリラ」と「ごくう」はもちろん似ているだけで違います、ご注意を!
みごと5枚連続してめくれたら、5点獲得です。
タイルに書かれた数字がそのまま得点になります!
記憶に自信のないかたは「イチゴ」や「にんじん」など枚数が少ないものを狙っては?
そして、このゲームが最高に盛り上がるのが
「ゴリラ、ゴリラ、ゴリラ、ゴリラ」と4枚目まで「ゴリラ」をめくり「さぁあと1枚で5点ゲットだー」と緊張する中「ごくう」がペラっとめくられた時の面白さはお墨付き!だっはははって笑っちゃう。しかも他のプレイヤーに「ゴリラ」の場所がバレちゃうし、笑ってしまって記憶も飛んじゃうし踏んだり蹴ったりです。
こんな難しいタイルもあったりして。
「おばけ」と「にじ」です。
「おばけ」が出たら「おばけ」と他のタイルを交換します。
記憶がさらにぐちゃぐちゃに…
「にじ」は2枚で取って2点でもいいですが、「にじ」「いちご」「にじ」という具合に、「にじ」と「にじ」の間に挟むことができれば一緒に得点としてもらえます。なので、「ゴリラ」や「ごくう」を挟むことができたらなんと1度で7点がもらえるチャンス!
取れるタイルが無くなったらゲーム終了で、1番得点をゲットした人が勝ちです。
難しいようなら「ごくう」を抜いたりすると、遊びやすいです。
とても簡単なゲームですが、とはいえ、2歳目前のミニアナログゲームマスターには荷が重すぎるので…今回も特別アレンジで遊んでみましょう!
数字だけを見せて、1〜5までだけ数えてみよう。
あだち先生「まずは、1のイチゴからだよ〜」
ミニアナログゲームマスター「イチゴーーーー」
お!もう興味津々!!!幸先よすぎーーーーって喜んだも束の間…
ミニアナログゲームマスター「ガブーーーーー」
って、「イチゴ」食べちゃったよー!おいおい!!!
そのまま「イチゴ」タイルと一緒にお散歩が始まって、本日は終了〜。笑
真ん中に描かれた「イチゴ」の絵のパワーが強すぎて、端っこに書かれていた数字は全く目にはいらず!数字どころか他の「ヨット」や「サンタ」なども全く目に入らず!よって『イチゴリラ』そのものを遊ぶなんて論外でした。
でも数字とゲームの最初の1歩としては良かったな!!!うん!うん!良かったとしよう。
さぁ、これにて「ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!」シリーズ全3回が終わりましたが、感想としてはどれも少し早かったみたいです。
やはりルールを分かって遊ばないとゲームじゃないよね。というわけで、ミニアナログゲームマスターが成長したら、またゲームチャレンジ企画よろしくお願いいたします。
あだち先生
株式会社あだちのYEAH代表取締役 / アナログゲームマスター
京都出身、1歳男児の母。仕事のご依頼を受けるとド派手なピンクの衣装に身を包みアナログゲームマスター「あだち先生」に変身! 人数や用途に合わせてゲームを選別現場まで持ってルール説明をするアナログゲームのケータリング! その名も「おでかけゲームマスター」として、あちこちのホームパーティーに登場。
近年では、東京おもちゃ美術館などのイベントを始め、企業研修、ブライダルなどアナログゲームを使ったイベントを提案、企画まで行い、
舞浜の商業施設イクスピアリのメインステージでは、アナログゲームを作るワークショプを展開し、のべ1000人を動員。
第1回:初めましてこんにちは! アナログゲームって知ってる?
第2回:え……夫婦の関係がなんとなーく雲行きあやしい?
第3回:お父さんとサンタクロースはむっちゃ仲良し
第4回:酉から戌へ! 今年もどうぞよろしくお願いします!
第5回:料理するのは好きなんです。夕飯を作るのは嫌いなんです!
第6回:ひとりで何するの?
第7回:お花見の場所取りってマルチタスクじゃない?
第8回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=①動物と鳴き声=
第9回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=その②色と形=
第10回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=その③数字=
株式会社あだちのYEAH代表取締役 / アナログゲームマスター
京都出身、1歳男児の母。仕事のご依頼を受けるとド派手なピンクの衣装に身を包みアナログゲームマスター「あだち先生」に変身! 人数や用途に合わせてゲームを選別現場まで持ってルール説明をするアナログゲームのケータリング! その名も「おでかけゲームマスター」として、あちこちのホームパーティーに登場。 近年では、東京おもちゃ美術館などのイベントを始め、企業研修、ブライダルなどアナログゲームを使ったイベントを提案、企画まで行い、 舞浜の商業施設イクスピアリのメインステージでは、アナログゲームを作るワークショプを展開し、のべ1000人を動員。