English

第6回:ひとりで何するの?

あだち先生 │ 2018.03.22

第5回

みなさんこんにちは、アナログゲームマスターあだち先生です。
先日、旦那さんと駅で待ち合わせをしていたんですが、
集合時間もう間もなくって時に連絡がきました。
旦那さんです。なんと
「仕事が忙しくって連絡も出来なかった! ごめんっ今から向かうので1時間以内には着きます」
って内容でした。

そんな連絡が来た時…あなたはどう思いますか?

「やったーーー時間ができた! 何しよう」ってなりますか?
それとも「えーーーこの時間どうしたらいいのよ」ってなりますか?

この際、連絡がなんでオンタイムやねん! っていう怒りは別として、
この急にできた時間を楽しめますか? 楽しめませんか?
ってお話を今日はしたいと思います。

そして、気になるあだち先生の答えこうです…
「どうしたらいいんやー」 って頭抱えてしまいます。
何を隠そう急にできた時間の使い方が、大大大の苦手です。
計画立てたり、段取り事が好きな性格なので、急にこんな長時間もらっても
「えーどうしたらいいの!?」 ってなります。

はっきり言うて、30分以上は長時間です。

お茶は飲みたくないから嫌、本屋で立ち読みとかは買いたい本ないから嫌、
お店屋さんをウロつくのは用がないから嫌、
スマホゲームは家でゆっくり遊びたいから嫌
という具合にイヤイヤなんですよ。

これが家なら幾らでも待てます! 遊びたいゲーム山ほどあるし!!!
家なら全く問題ないのですが、外に出てしまうともうたちまちイヤイヤ。

そして、そんなイヤイヤあだち先生に比べて旦那さんは、大大大好き!

「え!何しようっ。やったー! バンザーイ!」 って思うらしいです。

えーーーー絶対嫌だなぁ! なんでそう思うの???
価値観が違い過ぎる…

「なんかさぁ〜毎日仕事をこなし、家庭に帰って子どもとご飯食べたり、お風呂に入るとあっという間に夜中になって、とてもじゃないけど本屋に行く時間がない。けれど、別に本屋に行きたいわけじゃない。そんな気持ちで本屋に行くと罪悪感があるわけ〜」

なるほど〜! そういうことなら私も分かるぞ!
子どもができてから、時間って有限なんだと実感してるからね。

その意見も分かるけども…やっぱり、私はダメだな〜
昔からあんまりひとりで何かをするのが、好きじゃないし〜
ひとりで外食もすごく苦手です。ですが、その逆の人も多くいるわけですよね〜。

やっぱり、スマートフォンが強い味方なのかな?
ひとりで遊べるゲームむちゃくちゃあるもんね!

そして、対面式で遊ぶのが常識とされているアナログゲーム、ひとりで遊べるものなんてないでしょ!
って思っているあなた!!!!!
なんとひとりで遊べるアナログゲームがあるんです。

ひとりで遊べるぞ! っていうゲームを今日はご紹介します。

『オニリム』
価格3,240円 (アメリカ)、プレイ人数1人(2人でも可)、対象年齢は8歳以上。

悪夢の迷宮に迷い込んでしまったプレイヤーが、出口を探す。
つまり夢から覚めるというカードゲームです。

絵が不思議テイストで、もう始める前から楽しみ過ぎる!!!

手札5枚でスタートします。場に1枚出して、1枚補充を繰り返します。補充する為の山札のカードがなくなった時、ゲーム終了です。
山札がなくなる前に出口を探すことができたら、勝利。
できなければ、そのまま悪夢から覚めずに深ーい眠りにつきます。
こわーーー

同じ色で、なおかつ同じマークが連続せずに、3枚場に出せれば成功!
場に出した同じ色の扉カードをもらえます。

やったー! 扉ゲットーー!
この扉は4色、各2枚づつあります。つまり全部で8枚獲得すれば扉は開き、悪夢から無事に脱出です。

ただし手札は5枚しか持てませんので、うまく場に出せなかったりもします。

悪夢カード。こわーいこの悪夢カード(でもイラストが可愛いから全然怖くないよね) が大事な手札を全部捨てさせたり、大事な鍵のカードを奪ったり、空いた扉を奪ったりと、シャレになんないくらい、プレイヤーを妨害してきます。

山札の量と、悪夢カードの枚数が絶妙なバランスで考え抜かれて作られたゲームなんだと本当に感心するばかりです。

ただし、ルールが難しいのでご注意を! 説明書をじっくり読んで、分からなければ動画なんかもあるので見てから遊んでみたらいいかもね。

そして、あだち先生は『オニリム』発売当初はひとりになる度に遊びまくっていたので遊んでみたい方は是非言うて〜すごいスムーズに教えてあげるー! 笑

そして、ルールの難易度が高いのもさる事ながら、ゲームそのものの難易度がべらんぼうに高いです。つまり、クリアーがなかなかできません。自分の技術だけでなく運も味方にしないと勝てない激ムズゲームです。けれど、どうしても勝ちたくて何度もやってしまう面白さです。

という訳で、『オニリム』 遊べばいいんや!

タロットカードみたいに不思議なイラストなので、占いの練習中? スピリチュアル系? 不思議ちゃん? という具合に、『オニリム』 を遊んでいると色んな憶測が飛び交うかもしれませんが、街中で急に時間ができた時、是非ひとりで遊んでみてくださーい!

第7回

あだち先生

株式会社あだちのYEAH代表取締役 / アナログゲームマスター
京都出身、1歳男児の母。仕事のご依頼を受けるとド派手なピンクの衣装に身を包みアナログゲームマスター「あだち先生」に変身! 人数や用途に合わせてゲームを選別現場まで持ってルール説明をするアナログゲームのケータリング! その名も「おでかけゲームマスター」として、あちこちのホームパーティーに登場。 近年では、東京おもちゃ美術館などのイベントを始め、企業研修、ブライダルなどアナログゲームを使ったイベントを提案、企画まで行い、 舞浜の商業施設イクスピアリのメインステージでは、アナログゲームを作るワークショプを展開し、のべ1000人を動員。


第1回:「初めましてこんにちは! アナログゲームって知ってる?」
第2回:え……夫婦の関係がなんとなーく雲行きあやしい?
第3回:お父さんとサンタクロースはむっちゃ仲良し
第4回:酉から戌へ! 今年もどうぞよろしくお願いします!
第5回:料理するのは好きなんです。夕飯を作るのは嫌いなんです!
第6回:ひとりで何するの?
第7回:お花見の場所取りってマルチタスクじゃない?
第8回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=①動物と鳴き声=
第9回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=その②色と形=
第10回:ミニアナログゲームマスターいよいよ始動!=その③数字=


研究員プロフィール:あだち先生

株式会社あだちのYEAH代表取締役 / アナログゲームマスター
京都出身、1歳男児の母。仕事のご依頼を受けるとド派手なピンクの衣装に身を包みアナログゲームマスター「あだち先生」に変身! 人数や用途に合わせてゲームを選別現場まで持ってルール説明をするアナログゲームのケータリング! その名も「おでかけゲームマスター」として、あちこちのホームパーティーに登場。 近年では、東京おもちゃ美術館などのイベントを始め、企業研修、ブライダルなどアナログゲームを使ったイベントを提案、企画まで行い、 舞浜の商業施設イクスピアリのメインステージでは、アナログゲームを作るワークショプを展開し、のべ1000人を動員。

「あだち先生」の記事一覧を見る

ページトップへ戻る