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福留 千晴の「ローカル見聞録」

ローカル見聞録、はじまる!

福留 千晴 │ 2022.04.08
私の心の風景、桜島

こんにちは、福留です。
いろいろと不安が続く情勢ではありますが、想像力と自分にできることを忘れずに、日々黙々と仕事をしています。

そんななか、かねてよりひらばる編集長と「こういう企画ができたら良いよね〜」と話していたことがついに実現します!

地域の素晴らしすぎるヒト・モノ・コトと出会う

私は日頃「地域の食としごと」というテーマで、各地でさまざまなプロジェクトをさせていただいているのですが、そのなかで思うのが「日本の地域は本当に素晴らしく面白いヒト・モノ・コトが多すぎる!」ということです。それらのプロジェクトのほとんどが編集執筆案件ではないため、現場でさまざまな方々に質問攻め(笑)にしていることがそのままになってしまっていること、また私が受ける感銘や衝撃が、そろそろ私ひとりの受け皿では受け止めきれないことをきっかけとして、このコラムを企画させていただきました。

それでは題字を発表します!じゃじゃ〜ん。

こちらは大分県別府の奥座敷、鉄輪(かんなわ)温泉のイラストレーター、オノデラマサトさんにつくっていただきました。(ありがとうございます!!)

オノデラさんも地域で活躍される素晴らしいクリエイターで、ご夫婦で「湯けむりの絶景に暮らす宿 Steam Magic」を経営されています。鉄輪温泉は、自称温泉マニアの私がこよなく愛する温泉No.1で、フランス人の友人を連れて夜な夜な地獄蒸しをした思い出深き場所でもあり、まだ鉄輪温泉に行かれたことのない方は今年中に行かれることを激しくおすすめします。

鉄輪温泉のイラストレーター、オノデラさんご家族

関西から移住されご家族での宿経営に加えて、オノデラさんの地域への想い溢れる、そしてポップで楽しくなるようなイラストが私は大好きで今回お願いさせていただいたのですが、ぜひ今後こちらの「ローカル見聞録」でも改めて取材させていただきたいと思います。

「ローカル見聞録」に込める思い

私が地域の仕事をしたい!と会社員を辞めた2015年から、早7年。
世の中はまだまだ復興の途にある東日本大震災、地方創生文脈、未曾有のコロナ禍やウクライナ侵攻など、時代の変化は目まぐるしく加速しています。

私の家族は代々、鹿児島の百姓でした。祖父はとても勉強熱心な人でしたが長男として家を守るため教育を受けられず、晩年「自分に学のないことが悔やまれる」と書き残して亡くなりました。地域に携わるようになったきっかけには、何かそのような日本社会の経済的・教育的・文化的格差を埋めたい、という思いがあります。

そして日本の地域は本当に豊かで素晴らしい。

いまの時代の私たちに、何か語りかけてくれるきっかけになればとても嬉しいと思っています。

それでは不定期更新ではありますが、中身は濃ゆくてとっても面白いこと必至の「ローカル見聞録」、是非お楽しみください!

研究員プロフィール:福留 千晴

「地域と食のしごと」NORTHERN LIGHTS代表/mazecoze研究所企画・編集・広報・新規事業開発
鹿児島県出身、実家は大隅半島で芋焼酎の芋を育てる農家。カナダ・モントリオールでの映画学専攻や10カ国以上へのバックパッカー経験、広告会社勤務を経て、現在は中小企業や自治体においてソーシャル&ローカルデザインのプランニングからプロデュース、クリエイティブ、PRまで一貫して行う。2017年、経産省「BrandLand Japan」にて全国12商材の海外展開プロデューサーに就任。焼酎唎酒師、日本デザイナー学院ソーシャルデザイン科講師。
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