ヤングケアラーかもしれないあなたが、自分を大切にできるようになることを支える一冊|『ヤングケアラーかもしれないあなたが少し楽になるカウンセリング・ブック(中央法規出版)』

ヤングケアラーかもしれないあなたに寄り添う本
こんにちは。
mazecoze研究所の平原です。
いつもお世話になっている書籍編集者の仁科えいさんから、新刊のお知らせをいただきました。
テーマは「ヤングケアラー」。
昨今耳にする機会が増えた言葉ですが、この本は「ヤングケアラーかもしれないあなた」にとことん寄り添って、生活の中でどんな役割を担ってきたのか、どんな気持ちを抱えてきたのかを言葉にしながら、自分のことを理解したり大切にしたりできるよう、背中を押してくれるカウンセリング・ブックです。
書籍情報
書籍情報
書籍名『ヤングケアラーかもしれないあなたが少し楽になるカウンセリング・ブック(中央法規出版)』
田中悠美子著
A5判 209頁
2026年03月15日発行
1,980円(税込)
10代~30代までのヤングケアラー・若者ケアラー当事者に向けた、メンタルヘルスケアと人生設計のためのガイドブック。知らないがゆえに将来の可能性が狭まることにならないように、「周囲へ支援を求める」選択肢を早い段階から増やすべく、やさしくサポートする一冊
目次
1章 自分がしているケアを知ろう
2章 自分のこころの感覚と向き合おう
3章 あなたの荷物は預けたり分けたりできる
4章 誰に、どう話したらいいの?
5章 自分自身を見つける
6章 何かを諦めない、頑張りすぎないための戦略




編集者仁科さんからのメッセージ
書籍の編集を担当した仁科さんからのメッセージをご紹介します。
この本は、ただ情報を伝えるだけでなく、あなたのこころに寄り添う「道具」として作りました。日々の忙しさで置き去りにしてしまいがちな「自分の本当の気持ち」を、書き込み式のワークシートや自分への問いかけを通じて、少しずつ言葉にしてみてください。
特に読んでいただきたいのは、第6章の「先輩ケアラー」たちの対談です。きれいごとだけではない彼らの葛藤や、「自分の人生を生きていい」という等身大のメッセージは、孤独を感じがちなあなたの背中を優しく支えてくれるはずです。また、すぐに使える公的な支援制度や相談先も具体的に紹介していますが、これらはすべて、あなたがあなたらしく生きるための「選択肢」です。
最初から順に読む必要はありません。パラパラとめくって、目に留まったページが、今あなたに必要なメッセージかもしれません。この本が、あなたの肩の荷を少しだけ軽くし、未来の地図を自由に描くための「小さなお守り」となることを、心から願っています。
また、もし身近に「もしかしたらヤングケアラーかもしれない」と感じる若い方がいたら、この本をそっと手渡してもらえたら嬉しいです。直接声をかけるのが難しいときでも、本は静かに気持ちをつなぐことができます。支えたいと願う大人のみなさんにとっても、この一冊が橋渡しになりますように。
書籍を拝読してまず感じたのは、ヤングケアラー当事者に向けて、ヤングケアラーだった先輩や、本づくりに関わる大人たちの「力になりたい」「支えたい」という思いの強さです。
全体には読者に寄り添い語りかけるようなやわらかい文章が流れていますが、内容はとても具体的で多角的です。一つひとつ分解して整理していくうちに、気づけることや、少し心が軽くなることもあるのだと思います。今の状況にどう向き合い乗り越えていくかという視点だけではなく、未来に向かってそれぞれの人生をひらいていくための様々なツールも紹介されています。
この本が、必要としているたくさんの人の手に届くことを願っています。
(画像提供:中央法規出版)
mazecoze研究所代表
編集者・手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに、企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、編集・執筆などを行う。
文化芸術、鑑賞サポート、地域、農と食、デフスポーツ、人材開発など様々なテーマのプロジェクトに参画。