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第4回:夫婦の分担は、ゆるく、時にはまぜこぜに!!

mazecoze研究所 │ 2016.06.06

家計簿アプリZaimにどっぷりはまって、ついにはスタッフになってしまった綿島琴美です。このコラムでは、結婚を機にお金のことを考え始めた夫婦のアレコレをご紹介しています。


【Zaimに出会うまでの私たちの道のり】
第1回:夫婦の役割分担、明確さとゆるさがキモ!
第2回:“きちんとした家計簿”、それは大きな落とし穴
第3回:家計簿のストレスはこんなところにも!? まさかのアレが……


さてさて前回でお伝えしたように、「きちんとレシートを管理すること」「レシートの内容をチェックすること」この2つが、私たち夫婦の地味に大きなストレスとなりつつありました。そこで私が目をつけたのが…個人的なおこづかい管理として使っていた、家計簿アプリZaimでした。

アプリの利便性、侮るなかれ

mokutekiti

目的地はこちら。もちろん、Zaimも家計簿界の理想郷を目指して日々邁進していますよ!!

そもそも、私が Zaim を使うことになった最初のきっかけは、アプリランキングで1位だったという単純な理由でした。レビューの評価も「簡単」「わかりやすい」というものがとても多く、デジタルに疎かった私も「おこづかい程度だし、これなら続くかも」とダウンロードすることにしました。

使い始めてすぐに、その便利さに目からウロコの日々。今までちまちまとメモで管理していた自分のお金管理との違いに驚きの連続でした。

例えば…
「今どれくらい使っているか」がパット見で把握できる
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入力が電卓形式でカンタンすぎる
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手間ひまゼロで勝手にグラフ化してくれるし、キレイ
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というずぼらには最高な機能が色々とついていたことはもちろん、何よりも『いつでもどこでも使える自由さ』という、スマホならではの便利さを改めて実感したのです。

Excelやノートだと、どうしても”がんばるぞ!”という気持ちになって、なんとなく小さな気合いが必要なんですよね。これがスマホだと気が向いた時にサッと使えるし、暇な時に見返すのも割と楽しい作業に感じるのが不思議なところ。 入力も数字を打ち込むだけでサクサク完了する快適さにすっかり夢中に!「アプリだからお小遣い帳レベルかな」と思っていた私ですが、これなら家計簿として使う価値があるのでは、とだんだんと感じ始めました。

これなら、夫婦一緒にデキるかも!

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豪華なランチ!もちろんZaimも家計簿界の豪華ランチを目指して(以下略)

そこでちょっと調べたところ、Zaimはスマホだけでなく、Webでもタブレットでも、ログインIDひとつで別のデバイスで利用OK。つまりこれって「夫のスマホからも同じ Zaim をチェックできる」ということです。

それなら「夫婦で一緒につける家計簿」として使うにも申し分なし!というより、パソコン無しでそれぞれに内容をチェックできるならむしろ今より便利になるじゃないか~!と胸が高鳴るような思いでした。

さっそく夫に「これからはパソコンのExcel家計簿はやめて、このアプリを使おうと思う」と提案したところ「アプリとか今っぽい!デザインもいいやん~!」と食いつき抜群。
さらに「この分析グラフもおもしろい!」と、カラフルなグラフもぐっと興味を引いたようです。

思った以上の良いリアクションに、「これなら夫も使いたい家計簿なのでは?」とムクムクと高まってしまった欲張りな私…。「これを使ってお互いに面倒なレシート提出をストップ、夫には自分で支出を記録してもらえばいいんじゃない?そのかわり私はその中味にアレコレ言わない。これって、すごくスマートかも!」、そう思いついて即提案、そして即OK!好奇心旺盛かつ理解の早い夫に助けられ、私たちは新しいお金の管理法を試してみることになったのです。

アプリにしたらやめられることが多すぎた!

Zaimへの支出記録を夫に協力してもらうために決めたことは、3つ。

① レシート管理をしない
これまで当たり前にやっていた「レシートをとっておく」「家計担当(私)に提出する」は一切なし。そのかわり、使ったお金はそれぞれがアプリに記録。Zaim だと「誰のお財布で支払ったか」も分類できるから、夫の支払い分は月末にまとめてチェックしキャッシュバック!手間も計算も不要です。

② 支出のなかみはチェックしない
「レシート内容のチェック」も完全撤廃。「この支出は家のため?個人的なもの?」の判断は記録する人に一任。レシートだとついつい中味をみたくなりますが、Zaimでは金額だけ入力。不正な精算(明らかに家計に関係のない、飲み代やスイーツ代とか)はないもの!とお互いを信じます…。

③ カテゴリにはこだわらない
「ざっくり家計簿」のポリシーは変えずに、食品も日用品もまとめて「きほんの出費」というカテゴリでひとくくり。記録をキレイにグラフにしてくれるアプリだから、ついつい凝りたくなりがちですが、考える手間はできる限りなくす方向で。

こんな風に、「しなくていいこと」と「お願いすること」をセットにして取り組みをスタート。アプリそのものの楽しさも相まって、とってもポジティブに仕切りなおすことが出来ました。

夫婦の決めごとは白黒にわけなくていい

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旅行といっても開発合宿。たまにはIT企業らしいところもチラ見せ。食べてるばかりじゃないんです。

もちろん「家計管理はあくまで私」ですが、こうして部分的に夫とシェアをすることで、私たちにとってぴったりな”共働きの家計分担”を見つけることができたように思います。

最初に決めたルールをきちんとやり通すことも大切ですが、暮らしの中でお互いに心地よい方法に変化させていくことはもっと大切なんですよね。家族それぞれで家のことを、まるごと考えていくことが快適な毎日の一番の近道だと感じます。

さて、この家計管理方法は果たして本当にうまくいったのか?デメリットは?のところをお伝えしたいと思います。

綿島琴美(わたじま ことみ)

1982年生まれ。家計プランナー。 金融機関との自動連携機能を備えた日本最大級の家計簿アプリサービス Zaim にて、ユーザーへの家計サポートを行う。
個別相談やワークショップを通して、一人一人のライフスタイルに合った家計の仕組みづくりを提案。
初の監修本『Zaimのシンプル家計術』(ナチュラルライフ編集部編、税込み842円)が学研プラスより好評発売中。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
家計簿アプリサービス Zaim

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