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鹿児島県錦江町“未来づくり課”が取り組むワーケーションを通じたまちの未来づくり

平原 礼奈 │ 2021.04.19
鹿児島県肝属郡錦江町の風景

錦江町のワーケーションについて教えてもらいました!

こんにちは。mazecoze研究所のひらばるです。
ノウフク・プロジェクトの取り組みをご一緒している天野雄一郎さんが、お住まいの鹿児島県錦江町(きんこうちょう)の仲間たちをオンラインで紹介してくれたのが半年ほど前のこと。勉強熱心で行動力があっておもしろいみなさんとの交流に日々刺激をいただいてきました。

その間、maze研ではワーケーション特集をスタート。

mazecoze研究所×ワーケーション特集
多方面から注目されるワーケーションをmazecoze研究所では「多様な越境の価値創造の場」と捉え、ワーケーションから見出せる価値を探究するため、日本各地でいろいろな立場からワーケーションに取り組む人の物語を訪ね聞く特集。
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すると、私の癒しのしゃべり場になっていた錦江町のみなさんが、役場職員や地域おこし協力隊、町の創生協議会などの立場からワーケーションにも取り組まれているというではないですか!

さらに、この特集を中心になって進めてくれているmaze研研究員の福留千晴さんのふるさとがあるのも、錦江町と同じ大隅半島。このご縁、お話をうかがうほかありません。
2021年2月上旬に“錦江町未来づくり課”のみなさんに、どんな理念をもって、どうやってワーケーションを実践されてきたのか、オンラインで聞く機会をいただきました!

お話ししてくださった錦江町未来づくり課のみなさん

川前亮さん(以下、川前さん)

錦江町未来づくり課職員。サテライトオフィス、ワーケーション、ふるさと納税などの事業を担当。政策企画課が中心に計画を立てた町の総合戦略を実働させる部隊として、未来づくり課で多様な事業を推進している。

鍋田美和さん(以下、美和さん)

錦江町未来づくり課職員。錦江町生まれ錦江町育ち。未来づくり課設立時より参画し、移住誘致や「錦江町MIRAI寺子屋塾」事業などを推進。ファシリテーターとしても活躍している。

馬場みなみさん(以下、みなみさん)

錦江町地域おこし協力隊。兵庫県出身。美和さんと移住フェアで知り合い、町と人の関わりの深さに魅力に感じて移住。地域おこし協力隊としてSDGsと連動させた場づくりや、訪問者へのアクティビティコンテンツの提供、広報活動などをしている。

受容するまち、錦江町

美和さん、みなみさんとはこれまでたくさんのやりとりをしてきたので、はじめから和気あいあい!

ひらばる
美和さん、みなみさん、いつも天野さんグループでお世話になっております。川前さん、はじめまして。今日は取材をお受けくださりありがとうございます。みなさんのワーケーションのお話をぜひお聞かせください。

美和さん
素敵な機会をいただき、ありがとうございます。いま、廃校になった旧神川中学校に設置した「お試しサテライトオフィス」からつないでいます。みんな別々の部屋にいるのですが、背景に校舎の雰囲気が感じられると思います。

旧神川中学校

ひらばる
ほんとですね! サテライトオフィスのwebサイトも拝見しましたが、学校っぽさは残しつつおしゃれにリノベーションされていて素敵だな思いました。
ではまず、錦江町について教えていただきたいと思います。

川前さん
錦江町は、鹿児島の最南端エリアである大隅半島西部、肝属郡(きもつきぐん)にあるまちです。平成17年に旧・田代町と旧・大根占町が合併して誕生しました。平成27年の調査では、人口は7923人でした。
まちの魅力、一番の自慢は食ですね。食べ物がおいしくて、ワーケーションにきたお客さまも、「スーパーでこんな高級食材が安く売っているなんて!」と驚かれます。魔王という有名な焼酎もあります。それからやっぱり人です。ほどよくお節介で話しやすい町民の人柄があると思います。道路で普段見ない人を見かけたら必ず声をかける、みたいな(笑)

おいしそうなマンゴー!

美和さん
先日、地域幸福度調査コンソーシアムと共同で町民さんの幸福度調査を行ったのですが、錦江町の特性として、「新しい人々を受け入れる寛容性がある」と出ました。住んでいる人たちは「それ、ほんとかよ」と(笑)
でも、移住者の人からは、おせっかいすぎるくらいという話も聞きます。特に大根占地域は海が近いので、豪快さやひと懐こさがあるのかもしれません。

美和さんの「それ、ほんとかよ」に一同爆笑

ひらばる
錦江町総合戦略(第2期) ~錦江町『MIRAI』づくりプロジェクト~」には、2つのまちが合併した歴史からも多様な価値観が内在し、それを受け入れてきたことがこのまち最大の特性であり強みである、と書かれていました。

美和さん
錦江町の広報誌「広報きんこう(2020年12月号)」で特集したのですが、錦江町は、昭和44年に与論町と姉妹盟約を結び、いまも交流が続いています。なぜかというと、第二次世界大戦後、与論島の満州開拓団が日本へ引き揚げてきた際に、与論島がアメリカの統治下となり帰島できないということがあって、その時に旧・田代町が受け入れをしたからです。
また、桜島の噴火のときに、住まいを失われた方々をうちの町が受け入れたということもあったそうです。そうした歴史がいまの町民性にもつながっているように感じます。

ひらばる
外の人を受け入れる感性は、長い歴史的な背景からも培われてきたのですね。すごく壮大なお話です。

みなみさんが錦江町のnoteにも与論島とのお話をまとめてくれているのでぜひご覧ください!

与論町との姉妹盟約から半世紀。後世に継ぐ開拓魂(前編)(後編)

未来づくり課は、錦江町の総合戦略を実証実験するチーム!

錦江町まち・ひと・『MIRAI』創生協議会のみなさん

ひらばる
そうしたまちの土壌の中で、未来づくり課さんはどんな役割を担っているのでしょうか?

川前さん
未来づくり課は、政策企画課が中心に計画を立てたまちの総合戦略を実働させる部署なんです。実証実験を進め、安定的にできるようになった段階で担当を関係課につないでいく形で事業を進めています。
平成29年度に「錦江町まち・ひと・『MIRAI』創生協議会」という団体ができて、サテライトオフィスやふるさと納税の事業を委託することになりました。その経験をもとに、官民一体となってよりスピーディにまちの事業を推進できるのではないかという期待のもと、平成30年度に新設されたのが未来づくり課です。以降、この旧校舎を事務所に、サテライトオフィスとワーケーション以外にも、SDGsの取り組み、ふるさと納税や、移住定住支援などに取り組んでいます。

ひらばる
まちづくりの先行開発的なことをなさっているのですね。これまでどのような実証実験をされてきましたか。

川前さん
たとえば、「小児科・産婦人科オンライン」という事業を実証し、定着させています。錦江町にはいま小児科、産婦人科医がいません。そこで、携帯を使って都市部のお医者さんにスマートフォンから健康相談ができるというしくみが小児科・産婦人科オンラインです。平成30年に未来づくり課で実証実験をして、翌31年に事業化し、いまは保健福祉課が担当課として引き継いでくれています。

小児科・産婦人科オンラインで医師に相談している様子

美和さん
ICT活用型学習教室「錦江町MIRAI寺子屋塾」という事業もあります。これは、錦江町在住の小中学生を対象にした、教育機会格差のない質の高い教育が受けられる「学びの場」を創出することを目的としています。
平成29 年に実施した『第2 回 錦江町「未来」想像・創造コンテスト』で、「ふるさと納税寄附金の未来志向な使い方」のアイデアを募集したところ、「子どもたちが学校の勉強やコンピュータの勉強ができる学びの場を町内に作る」という提案が数多く寄せられたことをきっかけに、プロジェクトがスタートしました。

錦江町MIRAI寺子屋塾。現在は50人ほどが通っているのだそう

ひらばる
地域が必要としていることを発掘し、具現化するというのを幅広くなさっているのですね。どんなメンバーで運営されているのでしょうか。

川前さん
未来づくり課の職員は3名です。それから錦江町地域おこし協力隊のみなみさん。ふるさと納税を担当してくれている錦江町まち・ひと・『MIRAI』創生協議会の職員さんとパートの方が3名いらして、あわせて7人でいま事業を進めています。

ひらばる
え、そんなに少数精鋭で! 多様な新規事業をまちの人や周りの人を巻き込んで進めるにあたっての、未来づくり課さんならではのやり方はありますか?

美和さん
まちの人の幸せや豊かに暮らしていける社会を生み出すためには、まちの課題を解決していかなくてはいけません。それは行政だけではできないので、地域の人や外の人と連携していくことが大切だと思っています。錦江町はワーケーションとサテライトオフィスを誘致しているので、来てくれた企業さんや人とどんどんプロジェクトを進めています。
さきほどの「小児科・産婦人科オンライン」は、お試しサテライトオフィスを利用した株式会社Kids Publicという企業さんのサービスです。まちの理念「子や孫の未来を作っていく」に共感してくださって、導入実証実験を行い、自治体初の導入という流れになりました。
「錦江町MIRAI寺子屋塾」のきかっけも、サテライトオフィスにお試しできてくれたVQS株式会社さんとの出会いでした。遠隔授業・Web会議システムの販売・企画・サポートを行っている会社さんで、2年間の実証実験を経て令和元年に開設・常設されました。

ひらばる
サテライトオフィスに来た企業と連携しながら、まちの課題解決を図る成果をたくさん挙げられていて、すごいです。。そしてお話がワーケーションにもぐっと近づいてきました。

4年前から取り組むサテライトオフィスと、ワーケーション

「錦江町お試しサテライトオフィス~南国田舎ワーケーション体験~」利用案内

ひらばる
サテライトオフィスについて少しうかがいたいと思います。サテライトオフィスとは「企業または団体の本拠から離れた所に設置されたオフィスのこと(総務省サイトより引用)」とあります。錦江町でサテライトオフィスが作られたのは、さきほどおっしゃっていたまちの課題解決を図る新しい連携を創出するためだとは思うのですが、はじめのきっかけは何だったのでしょうか。

川前さ
平成28年度に、総務省のお試しサテライトオフィスモデル事業というのがあり、そこで錦江町が採択されたのがきっかけでした。錦江町では平成29年から取り組んでおり、今年で4年目の運用になります。当時採択されたのは九州で唯一錦江町だけで、1万人以下の規模の自治体も錦江町だけだったんです。

総務省お試しサテライトオフィスWEBサイトより引用
取組団体の紹介「鹿児島県錦江町」

ひらばる
コミュニティの大きさによってもコミュニケーションのしくみづくりは変わっていくと思います。1万人以下の自治体で初とは、唯一無二の体験を積み重ねてこられたのですね。そしてそのサテライトオフィスがコワーキングスペースにもなり、いまはワーケーションの場としても活用されていると。

川前さん
はい。私たちも令和元年からワーケーション事業をはじめたんですけども、お試しサテライトオフィス事業の一環で実施しています。

ひらばる
ワーケーションという言葉が出る前から、まちと外との新たなつながりを生み出す場づくりに力を注がれてきていたのですね。

ワーケーションの先にある、三方良しを目指して

ここでうわさの天野さん(右下)、一瞬登場!

ひらばる
あ、天野さんが、参加されました。ちょうど、ワーケーションの話になったところですよー!

天野さん
おつかれさまでーす!

福留さん
天野さん、私はまだお会いしたことないのですが、地域のリーダー感が伝わってきます(笑)
いま、ワーケーションにこられているのは企業さんが多いですか? 私たちのような個人事業主、フリーランスの人もいらっしゃるのでしょうか。

川前さん
はい。こだわりはなく、いろいろな方がいらしています。ただ私たちとしては「まちの課題解決となるか」という視点は積極的に見させてもらっています。

ひらばる
先ほど美和さんからも「まちの課題解決とその先にある豊かさとしてのサテライトオフィスやワーケーション」というお話がありました。その部分にはこだわりを持って進められているのですね。

美和さん
未来づくりの活動理念でもあるのですが、錦江町のワーケーションは「三方良しじゃないといけないよね」と常日頃から思っています。自分たちだけでなく、来てくれる人、そして世界や国にとってもよいものになるようにと念頭において、活動しています。
まずは町民さんの目の前の暮らしにくさなどの課題を解決していくこと。そしていずれ、錦江町出身の人がここに回帰できる、働く場を新しく生み出せたらいいなと思っています。

ひらばる
まちを出てもまた帰ってこれるようにというところまで考えているのですね。まちのみなさんの、サテライトオフィスやワーケーションへの反応はいかがですか?

美和さん
ワーケーションに来られた方々に、まちの子どもや町民さんにセミナーや教育の機会を提供していただいているのですが、それが知識やノウハウ共有の場になっているんです。まちの子どもたちが、企業さんから教えてもらうことで自己肯定感が高まったり、人と人との新たなつながりの中で良い気づきがあると感じています。
来られた方も、町民さんとふれあうと満足感が増すようで。あと、これはちょっと珍しいと思うのですが、ほかの地域のサテライトオフィスでは営業NGというのが暗黙のルールという中、錦江町ではガンガンビジネス営業してくださいとお伝えしています。それも、さきほどの三方良しの理念からです。企業さんにとってもよりよいビジネスにしてもらって未来づくりのロールモデルにつなげていけたらいいなと思っています。

ひらばる
理念に共感する人たちが集って、どんどん新しい挑戦ができて、まちが活性化して暮らしやすさや関わる人それぞれにいいことが起こっている。未来づくり課さんは、その基盤づくりをされているんですね。

まぜこぜになって、まちの未来を考える

川前さん
サテライトオフィスにワークとバケーションが入ってきました。ワークの面では、いま美和さんが言ったように、町民さんと来られた企業さんが交流を深めて新しいビジネスモデルをつくったり、まちで起業したいというような人が出てきたらいいなと思っています。さらに、バケーションの部分も楽しんでもらうためにどんなコンテンツがあればいいかな、というのを地域おこし隊のみなみさんと一緒に進めています。

ひらばる
みなみさんも錦江町に移住されたということで、半分外の人の目から関わっていると思います。どのようにお感じですか?

みなみさん
ここは目の前に川があって、海にも近い場所にあります。そこでいま、ワーケーションできた人がSAPやカヤックなどを体験できるアクティビティのコンテンツを提案しています。地元の方にとっては普通の川という認識で見ていたようなのですが、景色がよくて、夕日もとってもきれいなんです。
自分が関わる中で、「自分のまちってこういうふうに見られているんだ」とここにずっといた方々も気づく機会になっているのかなと思います。

奥に見えるのは、“薩摩富士”と呼ばれる、開聞(かいもん)岳

ひらばる
みなみさんのような若い人がいろんな視点でまちの魅力を捉えて、外と中の人をつないでくれるってうれしいですね。来る人も元気をもらえると思います。
それから、まちに暮らす人といえば、天野さん。

天野さん
ただの町民です!

ひらばる
町民だからこそ語れることを、一言(笑)

天野さん
自分は移住者なんですけど、このまちはよそ者を排除しないというか、むしろ取り入れてくれる、器の大きさを感じています。ただ、ローカルに暮らしていると田舎の狭さを感じることもありますが、彼らと過ごすことが安心安全につながっているし、僕のエンジンになっています。

ひらばる
実は、天野さんにみなさんのことを紹介してもらったときに、役場の人、まちの人、地域おこし協力隊など違う立場で、それぞれの関係性がつかみにくかったんです。それは私の中に「自治体と住民の間には境界線があるだろう」という固定概念があったからだと気がつきました。錦江町のみなさんはいろんな立場の人が一緒に考えてまちを作っているのが本当に素敵です!

天野さん
まってますよレナさん。ワクチン来たらすぐに。いや、ワクチンとともにきてください!

ひらばる
行きますー(笑)
いまはコロナの影響でワーケーションの受け入れはストップしてるそうですが(2021年2月時点)、都市部から錦江町に人が来るということに対する不安の声などはありますか?

川前さん
まだ町民さんから不安の声が届くことがないですね。来られるときにまちのお掃除屋さんにいったら快く喜んでくれたり、町民的には歓迎しているのかなと思っています。

美和さん
高齢化率も高いので、コミュニティが狭いからこそ、いまは気をつけたいよねという危機感が高まっているのはあると思います。でもコロナって区切りがあるわけではないこともわかってきたので、「いまスタートダッシュしないとやばいんじゃない?」「止まらないで、情報発信していくことが大事だよね」、という声も町民の方から出ているんです。

ひらばる
それはなんとも心強いですね!

大根やぐらから夕陽をみる農家さん

美和さん
コロナで変わったなと思ったのが、町民さんたちが自分たちでどうにかしないといけないという意識や、未来を作るのは自分たちだよねという、まちの動きや意識が加速しているところです。よく言えば、考える時間があったということかもしれません。
20代のみなみちゃんやその友達が「私たちもなにかはじめようよ」と話しています。「新しいことをもっとしていかなきゃいけないね」という危機感のようなものが、未来に直結していると感じるんです。

ひらばる
みんながやって行こうと思えるまちの雰囲気を未来づくり課のみなさんが実働しながら作っていかれたのも大きいんだろうなと思います。

美和さん
協議会ができたときに、役場だけじゃダメだと、外部からの人材に5人ほど入っていただきました。2、3年の期限付きだったのですが、その方々が土台を作ってくれたと思います。まちづくりによそ者が入ってくるという抵抗がなかったわけではないのですが、来てくれた方々との関わりの中で、まちの人の熱量に火がついて。まちづくりに外の人材をいれていかないと進化しないよね、という感覚が根付いたなと思います。

福留さん
外部の人を入れることへの心理的なハードルが運命の分かれ道だなと思っていて。美和さんがおっしゃったみたいに、本気で未来のことを考えたら、地元の人と外部の人をいれることができるかがキーポイントだなと。そうした決断をしながら実践しているのがすごいです。アフターコロナ、ビフォーコロナの線引きがない中で、うまく付き合う方法をそろそろ考えなくてはいけないですもんね。
私も鹿屋に暮らす高齢の父に、子どもを連れて行けず、会えずに2年立ちます。この期間がいいのか悪いのかの判断できないでいましたが、ピンチはチャンスという前提で色々考えられたらいいなと思いました。

ひらばる
ワーケーション事業は2021年の3月までということでしたが、4月以降はどうされていく予定でしょうか?

川前さん
2021年度も引き続きやっていいよということになったので、続けていけることになりました。

ひらばる
これからもワーケーションで受け入れてもらえるのはうれしいです。いやー、行きたいですねー。行きたい。
さいごに、みなさまから一言ずついただければと思います。

川前さん
今日はありがとうございました。はじめましてであれなんですが、ざっくばらんにお話ができて、次回どんなことができるんだろうとわくわくしています。この機会をご縁に今後とも何かできたらうれしいなと思っています。

美和さん
こんな貴重な機会にまぜてくれて、天野さんに感謝です。錦江町の課題はまだまだあると思います。もっと多様な交流をして、未来を見越した認め合いの文化をつくっていきたく、そういった面でも連携していきたいみなさまだなと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

みなみさん
私自身もワーケーションの事業に関わる中で、ほかとはちがう錦江町の価値を改めて認識できたように思います。天野さんとも多様性という面でこれからおもしろいことできたらいいねと話しているので、ぜひ一緒に新しいことができたらいいなと思っています。

福留さん
錦江町のみなさんのワーケーションの定義が深くてすごいと思いました。歴史にも立脚しているし、地域の子どもの教育も、まちづくりも含まれていて。現在はちょっとブームになっていますが、一時的な施策ではなく、本来包括的なものなんだよなと改めて感じました。私自身は日本在住の海外の人とやり取りすることが多いのですが、錦江町の理念や取り組みに共感して行きたいという人は多いと思います。
それから私ももう、活火山と海が見えるあの景色、桜島欠乏症なので、近いうちに行きたいなと思っています!

ひらばる
今日お話をうかがって、私も家族でワーケーションにいけたらいいなぁという気持ちがさらに強まりました。保育やアクセシビリティなどの課題もあるかもしれませんが、これからmazecozeの場もかけあわせてみなさんと一緒に考えていくようなこともできたら嬉しいです。今日は、貴重なお時間をいただきありがとうございました!

必ずうかがいます!

(画像提供 錦江町未来づくり課)



研究員プロフィール:平原 礼奈

mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。

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