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Hiroshima/Voice:広島に集ったみんなの心に咲いた花 -景井ひなさん、パフォーマーのみなさん、舞台を支えるみなさん、メディアのみなさん、お客さま-

平原 礼奈 │ 2022.07.07

※この記事は、mazecoze研究所が「True Colors CARAVAN」広報チームとして企画制作した“マガジン”を、当メディアにも転載するものです。True Colors CARAVANの開催と連動して随時連載いたします。

Vol.5:True Colors CARAVAN in Hiroshimaステージレポート!
Hiroshima/Interview:ゲストアーティスト 大前光市さん
Hiroshima/Voice:広島に集ったみんなの心に咲いた花 ▶︎▶︎この記事

True Colors CARAVAN in Hiroshimaの場をいろいろな関わり方で一緒に作ってくれた方々に、CARAVANを体験しての声を聞きました!

景井ひなさん

SCHOOL OF LOCK! 課外授業にゲスト出演してくださった、人気クリエイターの景井ひなさん。出演直後の景井さんに、メッセージをいただきました!

-True Colors CARAVANに参加されて、いかがでしたか?

景井さん
「リスナーの方と面と向かって顔が見える距離でお会いできて、すごくうれしかったです。普段行っているラジオも、こういう方々が聞いてくださっているんだって実感できました。年齢層も幅広くて。次のラジオは、今日いたみなさんの顔を思い出しながらお話ししたいです」

-課外授業でとーやま委員が「今日見たこと、聴いたこと、感じたことを誰かに言う」と黒板に書かれていました。景井さんは、誰に何を伝えたいですか?

景井さん
「私自身、影響力がある部分はTikTokやSNSだと思うので、そこでこういうイベントが行われていることや、義足の方がダンスを踊れることとか、日本では性に関して自分から発信するのはまだ勇気がいると思うんですけど、メグリンチョさんみたいにみなさんの前に立って話してくれる人がいることも伝えたいなと思いました。
発信していくことで、世の中が少しずつ、自分の生きやすいものになっていくんじゃないかなと思います」

-True Colors Festivalは、パフォーミングアーツを通じてアーティストも観客もいっしょに楽しみながら、居心地のいい社会へと向かっていく取り組みです。景井さんにとっての居心地のいい社会とは?

景井さん
「いまの世の中って、新しいことをしたり新しい人が出てきたりすると、拒否反応や批判的なコメントが多いと思うんです。知らないものは怖い、という感情もあるんだと思います。
でも、悲しい言葉やマイナスな方向に考える前に、少しでも見てくれたり、一度調べてくれたり、新しいことを受け入れてみる。そういう事ができたら、もっと社会が発達すると思うし、素敵な方も増えてくると思います」

景井ひなさん
現在TikTok女性日本一のフォロワー数を誇る、大人気クリエイター。
2019年3月に本格始動したTikTokのフォロワーは現在1100万人を超える。
「アッコにおまかせ!」(TBS系)「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)などTV番組に出演する他、女優として8/11(木・祝)公開の映画「TANG」にも出演。
雑誌「LARME」のレギュラーモデルも務める。

I4P(アイ・フォー・ピー)のみなさん

ステージでかっこいいショーケースを披露してくれたI4Pのみなさん。
I4Pは、2017年に広島市南区大州に開所した多機能型事業所LOVE ART所属のダンスチームです。ダンスが大好きなメンバーの6人で結成され、就労継続支援B型の仕事として毎日4から5時間厳しいレッスンを受け、県内外の様々なイベントに出演しています。

オープニングパフォーマンスでCARAVAN Performersと一緒に踊ったリーダーの廣瀬賢士さんと、バトルにも出演された福崎翔太さんに代表して感想をいただきました!

廣瀬賢士さん
今日は最高のステージでした!
リハーサルで先生が振り付けもしてくれて、パフォーマーに混じって1日で覚えました。バトルもよかったです。

福崎翔太さん
楽しかったです! 踊っているときは緊張しました。でも、みんなが楽しんでいるのが伝わってきました。
バトルは初めてで、YouTubeをたくさん見て、いろいろな技をアレンジしました。

CARAVANの2日間、I4Pのみなさんを見守り応援していた保護者の方々にもお話を聞きました。

>前日のリハーサル終了時の声
「色々なステージに出させてもらっていますが、今回のようにほかの場所から来た方と、みっちりリハーサルもしてコラボをするというのは初めてでした。

子どもたちが緊張するかなとか、理解ができるかな、大丈夫なのかなって、こっちのほうがドキドキしていたのですが、楽しそうですね!」

「ダンスは、言葉がなくてもつながりあえる。目線でも、コール&レスポンスでも。みんなを巻き込んで色々な人と楽しめるというのを、みんなで実感できたかなって思いました。あ、いいなって」

リハーサルを見守りながら一緒に体を動かすご家族のみなさん

>ステージ終了後の声
「練習の時とテンションが全く違って! 色々な障害の方がいらっしゃることを、本人たちはたぶん知らなかったので、一緒にダンスできるんだというのを間近に見て、すごくいい経験をさせてもらいました」

「I4Pの6人がこの舞台に集まれたのも奇跡だと思うし、ダンスをする場を与えていただいて、ありがとうございます。プロのダンサーさんに声をかけてもらうのがすごくよかったみたいで。自信をもって楽しい!というのが前面に出ていたと思います」

「ステージは緊張もしていたと思うんですけど、褒め合ってがんばろうって、みんなで共有しているのがヒシヒシと伝わってきて。リズムに乗って、心を合わせているのが感じられて、感動しました」

「夢のような舞台に立たせてもらって、僕も、本人たちもすごく楽しそうにしていた。パワーをもらいました!」

終了後、メンバーの肩をたたき奮闘を労うお父さん

多機能型事業所LOVE ARTを運営する株式会社K.D.S代表取締役の広兼正清さんにも感想をいただきました。

広兼さんは、ご自身も現役ヒップホップダンサー

広兼さん
「実は、大前さんのことを、すごいダンサーがいるからいつかぜひ広島にゲストで呼べるようになりたいねって話していたんです。それが、今回I4Pチームとこんな形でご一緒できて、ありがたいです。感動しています。
今回のコラボは、プロの現場をご一緒できて、刺激になったと思います。皆さん温かい方ばっかりで。I4Pメンバーも打ち解けるのが早いからすごいなぁと見ていました。障害あるなし関係なく、自然に打ち解ける感じ。ボーダーがなくなる感じがいいですね!」

多機能型事業所LOVEART

白い帽子をかぶっているのが新田さん

CARAVAN 開催までの窓口を担当してくださった、LOVE ARTサービス管理責任者 新田慶順さん。ステージ終了後もずっと拍手を送っていました!

新田さん
「最高でした!!最初はどうなるかなと思っていましたけど、やっぱりみんな本番型なので、ステージでいい表情がでていて。終わった時にめっちゃたのしかったって言ってくれて、最高ですね」
たくさんの方の思いに支えられて、あのパワフルなステージが実現しました。すべてのステージが終了した後、I4Pのみなさん、号泣。想いが溢れるコラボレーションを、本当に素敵なステージをありがとうございました!

デフダンスチーム ルバートのみなさん

今回のステージには、広島で活動するデフダンスチーム「ルバート」より、代表の中村ともえさんと松本あやめさんも出演してくださいました。

リハーサルから参加してくれたお二人、はじめは「一体何が起こるの?」と少し不安そうだったのですが、当日はもうノリノリ。舞台の下でもずーっと踊っていて、お客さんもつられて踊り出しちゃうぐらいでした。

中村さん「いろんな人と交わって踊るのが、とっても楽しいです!」

松本さん「自分も聴覚障害がありますが、これまでいろんな特性のある人と交流する機会はあまりありませんでした。こうして一緒にダンスをしたり、みんなと話ができて、参加してよかったです!」

崇徳高校新聞部のみなさん

前日のリハーサル

CARAVANの目的は、ダイバーシティ&インクルージョンの種を全国に撒き、色とりどりの花を咲かせること。そのためには「伝える」「拡散する」役割を担う方々の力が必要不可欠です。

今回は、地元崇徳高校 新聞部の学生記者さんたちが、CARAVAN in Hiroshimaの2日間を取材してくれることになりました。

当日は15人ほどの生徒さんが、顧問の先生と来てくれました

SOCIAL LOCKS! をラジオで聞いていてこのイベントのことを知り、取材を決めてくださったそうです。

新聞部顧問の花岡健吾先生は、「授業でユニバーサルデザインやダイバーシティのことを学ぶのですが、机上の空論にならないようにという思いもありました。今日は生徒がこのイベントを見つけてきてくれた、それがうれしいなと。実際に目で見ていろんなことを感じてくれたらいいなと思います」とコメントくださいました。

暑い中、長時間の取材にもかかわらず、みなさん真剣な眼差しで写真を撮ってメモを書いて。その姿もとても素敵でした。
イベントを見ての感想もいただきました。

「パフォーマーとお客さんが、手拍子でつながっていました。心が近く感じてすごいなって。障害とか関係なく、みんな笑顔なのがいいなと思いました!」

「いろんな人がステージの上で手を振っていて、そのバックボーンを知ってから見ると、うるうるしてきました。写真を撮っていて、いい瞬間がたくさんありました」

「いままでダイバーシティについて考えたことがあまりなかったけれど、いろんな人が踊っているのを見て、こんなに世界ってひとつになれるんだと思いました。
いま戦争もあり大変なことになっているけど、一人ひとりの気持ちがひとつになって、いつか世界がひとつになって、平和が訪れたらいいなと思います」

新聞部記者みなさま、ありがとうございました。
みなさんの記事も楽しみにしています!

中国新聞社 木原記者

取材に駆けつけてくれた、中国新聞社 編集局報道部の木原由維記者にもお話を聞くことができました。

ステージ開始前には「今日は、パフォーマンスを生で見た臨場感を記事にしたいと思ってきました。かっこいいものってみんな自然と見るから、多分言葉や議論で伝えられるものよりパワフルで一番早道なんだなろうなと。めちゃくちゃ賛同しています。応援したいです。よくぞ広島に!」

ステージ開始後にふたたび木原記者のもとに行くと、「パフォーマンスの力、すごいですね。どう受け取ってもいい、心を動かすのに芸術の力を大いに頼りにすればいいと思いました!」と感動を伝えてくださいました。

そして早速木原記者はその思いを記事に書いてくださいました!
中国新聞社さんのYouTubeにも、当日の動画がアップされています。ぜひご覧ください。

手話通訳者さん

CARAVANでの2日間、情報保障をしてくださった手話通訳者のお2人。
パフォーマンスとMCが入り混じる舞台の手話通訳は簡単ではない中、ずっと「伝える」を支えてくださいました。当日は手話話者のお客さまもたくさんいらして、一緒に舞台を楽しんでいました。

手話通訳者さんからのコメント
「みなさんかっこよくて感動しました。一緒にこの場にいられてよかったです」
「こういう場の通訳は初めてでした。一緒に楽しませていただいきました。参加できてうれしかったです」

中村 実樹さん(CARAVAN衣装・スタイリスト)

広島からCARAVAN Performersの衣装が夏仕様に変わるとのことで、衣装・スタイリストを担当している中村実樹さんもいらしていました。
せっかくの機会なので、CARAVANの衣装のコンセプトを教えてもらいました。

中村 実樹さん
「はじめにポスターのビジュアルコンセプトがありました。CARAVANバスがあって、轍に色とりどりの花が咲いている。それならパフォーマーの服は、これからどんなふうにも色づいてもいけるような、それぞれに咲いた花に染まっていけるようなイメージがいいなと、色味のないものにしました。
そこからパフォーマーのダンススタイルや雰囲気を見て、個々の衣装をつくっていきました。eriさんはしなやかなダンスをするから綺麗に広がるものがいいな、とか。
暑くなってきたので、丈を短くしたり、みなさんが少しでも涼しく踊れるようにと思って今日は広島に来ました」

TOMOYAさん(CARAVAN Performers

広島で初登場した、CARAVAN PerformersのTOMOYAさん。ステージ終了直後の気持ちを聞きました。

TOMOYAさん
「今日はみんなのパフォーマンスが生きて、個性が出まくり融合してすごく楽しかったです。お客さんも一緒につくりあげている、インクルーシブな環境がよかったですね。
自分は普段、相談支援専門員として、未就学児の発達相談にのったり社会資源をつなぐ仕事をしているのですが、ダンスに出会ったのは14歳のとき。
あらゆるジャンルのダンスをしてきました。踊りの幅が広がるほどに、障害がある人と一緒にいろんな作品をつくることができて、たくさんの人を幸せにできると思ったからです。その人の存在や身体や感性、認識にインスパイアを受けて生まれるダンスが持つ可能性に魅了され続けています」

TOMOYAさんについてはこちらもご覧ください

お客さま

最後に、イベントに参加してくれたお客様からも、声をいただきました!

「子どもが手を叩いてとても喜んでいました」

「パフォーマーの皆さんのパワーと表現力の凄さに圧倒されました。3才の娘も真剣に見ていて、エンディングは笑顔で手をふっていました。私と娘、それぞれに何か大事なものが届いたような、素敵なステージでした」

「あの空間はパワーの塊でした。ほんと楽しかった。行って良かった!」

暑い中、赤ちゃんからご高齢の方までたくさんの人がステージを観にきて、一緒に踊ってくださいました。本当にありがとうございました!

CARAVANは次の地、札幌へと向かいます!

今回もすごい熱量で広島でのパフォーマンスを終えたTrue Colors CARAVAN。

次の地は札幌へ!
北海道のみなさま、2022年7月17日(日)にぜひ、遊びにいらしてください。パフォーマーと一緒にCARAVANを盛り上げていただけたらうれしいです。

True Colors CARAVAN in Sapporo詳細

取材・執筆:平原礼奈(True Colors CARAVAN広報チーム)
撮影:鈴江真也
取材日:2022年6月18日、19日

研究員プロフィール:平原 礼奈

mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。

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