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意味なんかなくていい!思いのまま電子工作を続けてきた女の子は、唯一無二の存在になった(1/3)

mazecoze研究所 │ 2018.04.09

保手濱です。今日は久々、「マゼコゼスト」のご紹介だー!
毎回新しい働き方やイノベーティブな活動をしている方々を勝手に「マゼコゼスト」と認定してお話を聞くコーナーですよ。

面白い人たちに声をかけていくと、なぜかおっさん率が高くなるまぜ研ですが、なんと今回は若い女子です!嬉しいですね(歴代取材してきたおじさんたちごめんなさい!)!

と、喜んでいたのもはじめのうちだけでした…。 今回話を聞いていけばいくほど訳がわからなくなるという体験をしましたよ。心して最後までお読みください。

こんにちは〜

さて、今回ご紹介するのはこちらの女性、矢島佳澄さんという方です。何をされている方ですか?

矢島さん:乙女電芸部という活動を学生時代からやっていて、あとは2015年に自分の会社を立ち上げて色々な仕事をしています。

乙女電芸部?ちょっと変わったお名前ですが、どういった活動なのでしょうか?

矢島さん:作品を作ったり、あとは子ども向けワークショップで手芸と電子工作を組み合わせたものづくりを教えています。たとえばこれは、LEDで光るアクセサリーを自由に作るワークショップ。

矢島さん:LEDの仕組みを簡単に学んだあとに、自分で設計図を書いて作っていくんです。

わああ!かわいい!これ私もやりたいくらい!

矢島さん:お母さんのほうがノリノリになることも多いですね(笑)。「これめっちゃ可愛い!」って。お子さんに「これ使いなよ」とか乗り出してきて(笑)。

わかる。私も絶対そうなっちゃいます。

手を動かして試行錯誤することが学びである

矢島さん:ワークショップでの体験が学びの第一歩になればいいなと思いやっています。その日に作るのはLEDが点灯するだけなんですけど、お気に入りのものができたら、それを点滅させてみたいなと思う子が絶対いるんです。
そしたら電子回路を作って、プログラミングで1秒付けて1秒消すを繰り返してみたり。 本とか画面の中だけで勉強するよりも、自分が作ったものから発想して工夫して学んでいくのが一番身につく方法なんですよね。

2017年のお正月には、伊勢丹新宿店cocoikuの企画で日本橋三越本店でもワークショップを開催。子どもたちとLEDやスピーカーを付けたちょっと未来のお神輿をつくり、館内を練り歩いたそう。

矢島さん:お神輿って神様を乗せる乗り物で、街に連れ出してご利益を街中に行き渡らせる役割があるそうなんです。だから神様に喜んでもらうために綺麗に飾り付けているのですが、未来のお神輿はどう飾り付ける?というのを子どもたちと考えました。

居合わせたお客様が拍手で迎えてくれたそう

矢島さん:酉年だから鳥の羽根をつけたり、カラフルなLEDでおめでたい感じにしたり、加速度センサーをつけてお神輿が揺れたら音を鳴るようにしたり。全部子どもたちの発想で作っていきました。大人はどうしても工作と電子工作を別々に考えてしまいがちですが、子どもたちは「こんなものがあったらいいな!」からの自由なアイディアで工作も電子工作もミックス。子どもたちにとってはプログラミングも遊びのひとつ。小難しい分野だと構えずにすんなり受け入れてくれるのが嬉しいですね。

伊勢丹新宿店cocoiku http://www.cocoiku-isetan.com/

次回は矢島さんがワークショップを始めたきっかけや学生時代のことについて、色々伺います!
(photo:木内和美 text:保手濱歌織)

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乙女電芸部 http://otomedengeibu.com/
合同会社techika http://techika.jp/
取材協力:DMM.make AKIBA https://akiba.dmm-make.com/

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