東北で見つけたちょっといいモノ
番外編:割烹料理店の型破りで美味しい挑戦
ほてはまの東北旅シリーズ
不可能を可能にする東北のコワモテ社長〜今野梱包株式会社 今野英樹社長の巻〜
東北で見つけたちょっといいモノ その1:シーパルピア女川
東北で見つけたちょっといいモノ その2:Tree Tree Ishinomaki
東北で見つけたちょっといいモノ その3:日和スタイル
石巻の夜は、ダンボルギーニ今野社長からオススメされた「松竹」さんへ。こちらは時折「夕凪ダイニング」という屋外で料理を提供するイベントを開催しており、運良くこの日もイベント中でした!
松竹さんは老舗の割烹料理店なのですが、なんとフレンチが出てきました!ありなの!!??しかし全てが美味!!
「Tree Tree Ishinomaki」の林さんもそうですが、老舗さんが伝統を覆した新しい取り組みができるのも、今までのしがらみが一度全てなくなった被災地である石巻ならではなんじゃないかなと感じました。
と、ふと隣を見ると、なんと林さんが飲んでるではないですか(笑)飲み会ってここだったんですか!!
さらに店内からダンボルギーニ今野さんも登場!実は今野さんと林さんは高校の先輩後輩で、林さんはコワモテの今野先輩に頭が上がらないそう…。
他にも反対側のお隣もご縁のある方だったりと、東京ではありえない、小さい街だからこそのつながりを実感しました。
さて、翌朝東京に戻る前に、日和山公園という標高60メートルほどのところにある公園に行ってみましたよ。
ここから見えるところはすべて、津波で大きな被害があった地域です。もともとはかまぼこなどの加工工場や住宅街が広がっていた地域でしたが、津波と火事でほとんどの建物は残りませんでした。現在は草原が広がっている部分も見えますね。
しかし、橋の右側手前あたりにあった石巻市立病院は、駅前に移転して今年9月から営業を再開。震災で縮小してしまった地域医療が拡大に向けて再び動き出しました。震災から5年半の間、ここに暮らして働く一人一人が、それぞれの形で復興に向けて少しずつ歩み続け、新しい街づくりをしています。
無駄を省いたコンパクトシティ、古い伝統にとらわれない新しいモノづくり、大切な物の共有と継承など、日本中で今求められている「新しい暮らし方」のお手本を見たような気がしました。これからも復興の道のりを追っていきたいと思います。
お食事・仕出し「松竹」
お食事・仕出し「松竹」