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人が、渋谷が、東京タワーが、青に染まった!
世界自閉症啓発デー「Walm Blue Day」レポート

平原 礼奈 │ 2016.04.07
こんにちは。mazecoze研究所のひらばるです。 4月2日、東ちづるさん率いる一般社団法人Get in touchの「Warm Blue Day2016」に参加してきました!(詳細は東ちづるさんインタビュー記事へ ) 世界自閉症啓発デーのこの日、NY、パリ、ロンドンなど世界中の街が、自閉症をはじめとする発達障がいへの理解を深めるため、「癒し」や「希望」を表すブルーにライトアップされます。Get in touchでは、自閉症の人たちが持つあたたかさと重ね合わせてこの日を「Warm Blue Day」と命名し、毎年さまざまなイベントを開催しています。今年の中心地は、渋谷!

大集合!同じ「青」をまとった多様な人たち

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午前10時過ぎ、渋谷ハチ公前には青い服を着た人たちがわんさか集合していました。東ちづるさんのお隣には、おそろいのTシャツを着たハチ公も!自閉症の人だけでなく、さまざまに違った特性や魅力をもつ人が、同じ青い色を身につけて報道陣の前でチーズ! 早速青い人たちに、声をかけてみました。
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先日の取材で素晴らしい歌声を聴かせてくださった、全盲のシンガー佐藤ひらりさんと、ブラインドサッカー日本代表の加藤健人選手!
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写真提供:おがたりこさん
MAZEKOZE Art展にも素敵な作品を出展しているダウン症のアーティスト、おがたりこさん&メッセージソング「Get in touch!」を歌うガーナと日本のミックス YANO BROTHERS(「Get in touch!」YANO BROTHERS+Get )。
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ボランティアの学生さん。学校で障がい者福祉やソーシャルデザインについて学んでいるのだそう。当日は約300人がボランティアとして参加!
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友人に誘われて参加したというデフ(ろう者)の皆さんと「I Love You」の手話で。右端のオシャレなGenさんは、この後青いカツラで仮装してました。

あたたかい青、つながる青

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写真提供:東ちづるさん
人だけではありません。渋谷駅、東京タワー、渋谷区仮庁舎、世田谷区庁舎、都庁、ハーレー等々、あれもこれも気持ち良いくらいに街が青く染まり……。 「渋谷は日本で1番に同性パートナーシップ条例を定め、パートナーシップ証明書の交付を行うなど、多様性社会をめざす街。だから今年のステージに選びました。誰も排除しない社会、どんな特性があっても安心して自分らしく生きられる社会は、障がいがある人だけでなくすべての人にとって絶対的にラクだと思います」 という東さんの言葉どおり、「Warm Blue Day」は多様な人と社会が広くゆるくつながる1日でした。 まぜ研でもこの取材をきっかけに、「手話部」の立ち上げが決まるなど、さらにまぜこぜしております。素敵なきっかけをくださった東さん、イベントを盛り上げてくださったみなさま、ありがとうございました! イベントは、まだまだ続きます。ぜひご参加ください!

イベント情報

・MAZEKOZE Live(4月9日14時〜) ・MAZEKOZE Talk(4月16日14時〜) ・MAZEKOZE Art展は(4月18日まで) 詳細は ○一般社団法人Get in touch
研究員プロフィール:平原 礼奈

mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。

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