ノウフク(農福連携等)加速中! 応援コンソーシアム設立、ノウフク・アワード2020受付中、TOKIOの城島茂さんが現場をめぐるTV番組も開始!
目次
「耕すみんな」を応援する、農福連携等応援コンソーシアム
こんにちは。
mazecoze研究所のひらばるです。
農業(林業や水産業等も含む)と福祉の連携により、持続可能な共生社会を生み出す「ノウフク(農福連携等)」の勢いが止まりません。
maze研で、農福連携商品の社会的価値を認める初めての日本農林規格である「ノウフクJAS」認証開始の特集をしたのが2019年11月のこと。
ノウフクJAS
正式名称「障害者が生産行程に携わった食品の農林規格(平成31年3月29日農林水産省告示594号)」
日本農林規格(JAS)とは食品の品質や生産方法を保証する規格であり、「農福連携商品の社会的価値を認める初めてのJAS」
そこからさらに大きな動きがあり、今年2020年3月には、農林水産省をはじめとする関係省庁と関係団体が協力して、農福連携等応援コンソーシアム(以降応援コンソーシアム)が設立されました。
農福連携等応援コンソーシアム
「耕すみんな」を応援するための団体として、国や地方公共団体はもとより、生産者、企業、地域コミュニティ、消費者、販売者、コーディネーターなどが連携し、官民挙げて国民的な運動として農福連携等を応援することを目的に取り組みが進められている。
農福連携等応援コンソーシアムの設立について(農林水産省)
私、ひらばるも、応援コンソーシアムのプロジェクト運営ファシリテーターとして参画し、ワークショップを通じてコンソーシアムの目的を共有したり、さまざまな事業の企画推進を担当させてもらっています!
全国初の「ノウフク・アワード2020」エントリー募集中
農福連携等応援コンソーシアムでは「地域に暮らす すべての人が、豊かで幸せに生きられる」ため、ノウフクの魅力を発信し、様々な立場の人が参加できるしくみづくりを進めています。
その取り組みの一つが、エントリー募集中で、全国初となる「ノウフク・アワード2020」です。
「ノウフク・アワード2020」
これまでノウフクを実践してきた人々や様々な取り組みに光を当てて、その事例を発掘・表彰し、農福連携の輪を拡大し、新たな知恵や気づきを社会に発信していくことを目指す。
今回のアワードの対象となるのは、農業者が多様性のある人を雇用して農業を行う取り組みや、障害がある人が施設外就労で農作業を行うといった取り組みから、まちおこし、コミュニティづくりなど多様なアイデアを用いてノウフクを推進するものまで、幅広い実践事例です。
農福連携等応援コンソーシアムから、「農福連携」の後ろに「等」がついたことにも表れていると思いますが、ノウフクをより広く柔軟な視点から捉え、その価値を多くの人に伝え参加してもらえるために、ノウフク・アワードでも多様で魅力的な活動を募集しています。
アワードの応募期間は、2020年9月16日(水)から2020年11月17日(火)まで。
表彰式は、来年2月に開催される予定です。
TOKIOの城島茂さんがノウフクの現場を巡るTV番組も開始
さらに、2020年10月からは、農福連携の取り組みを紹介するTV番組も始まります!
【新】:TBSテレビ とれたて笑顔!
2020年10月4日 (日) ごご 0時54分〜 ※放送域は関東地域
(番組内容)
農業×福祉「ノウフク」とは何なのか?自身も「農福連携」の有識者であるTOKIO城島茂が自ら現場を訪れそこで生き生きと働く人々と共にその魅力を伝える!初回である今回は京都府・京田辺市「さんさん山城」へ。
とれたて笑顔!の番組情報
いろいろな切り口からノウフクが動き出しています。
mazecoze研究所でも、引き続きノウフクのうねりを追っていきたいと思います!
mazecoze研究所代表
手話通訳士
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育の会社で障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。現在多様性×芸術文化・食・情報・人材開発・テクノロジーなど様々なプロジェクトに参画&推進中。