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愛で満たされる場所 Restaurant 愛と胃袋

ひらばる れな │ 2016.02.08

こんにちは。食べることばかり考えている研究員のひらばるです。石田恵海さんのコラム、「山梨移住でつくる暮らしと仕事 〜我が家の開業ストーリー〜」がはじまりました!
ライターとして、飲食店経営者として、母としての多様な顔をもち、しなやかにユニークにご活動の幅を広げていく素敵な恵海さん。山梨への移住を知り、ここぞとばかりにコラム執筆のラブコールをさせていただきました。
そんな恵海さんを語るうえでなくてはならない場所が「Restaurant 愛と胃袋」です。たくさんのお客さまに愛され、山梨での開業のため昨年一旦閉店したお店。私も一ファンとして、寂しさと感謝を胸に「Restaurant 愛と胃袋」について書きました(だれからも頼まれていないのに勝手に)。

日本のおいしいに会える

愛と胃袋は、三軒茶屋にありました。お店を経営するのは、オーナーの恵海さんと、オーナーシェフの信作さんご夫
婦。保育園に通う年子の男の子がいる4人家族です。
このお店でいただけるのは、低・無農薬の野菜や、完全放牧されて育ったお肉など、日本生まれにこだわった素材でつくる和フレンチ。
「安心・安全な味をていねいにつくっている福祉事業所のウェルフェアトレード品や、ちいさくても地域でがんばっていてヒトクセありな生産者さんの食材を積極的に仕入れる」というのが二人のポリシーです。そんなストーリーある素材が、日本料理店とフレンチで修行を積んだ信作さんの手によって見た目に美しく、味は濃厚で、奥にちらりと味噌や醤油の風味を感じるユニークなフレンチに生まれ変わります。これがもう、堪えられないくらいにどれもこれもおいしい!

02スープ

私は島根県の邑南町からお取り寄せしているという米粉パンと、季節の素材を活かした信作さんのスープが大好物なのですが、このパンも、障がいのある人の手でつくられているのだそう。お店には日本生まれのワインもずらり。料理にぴったり合いすぎて、昼間っから女子3人でワインを5本空けたことも……。

開かれたおもてなし

03お肉

おいしいだけじゃないのです。愛と胃袋は、子どもと一緒に行くことができる数少ない本格レストラン。ベビーカーで入りやすいよう、お店の入り口にはスロープが設置され、ベビーチェアやキッズチェアも貸し出していて、授乳スペースにオムツ替えマットも!ランチタイムには、赤ちゃん連れのファミリーや、ママ会などで賑わいます。子どもがちょっとやそこら騒いでも「お互いさま」な空気が、なんとも心地よく。
恵海さんと信作さんの視点は「子連れにやさしい」だけにとどまりません。スロープは高齢の方や車いすを使用する人にも便利だし、トイレは車いすでも入れる設計に。商業施設ではない路面店でこの設備って、ちょっとすごいことなんです。多様なお客さまがあたりまえに食事を楽しめるために、知恵と工夫でつくるバリアフリーな店内からは、お二人の愛情がにじみ出ています。

家族のナイスなチームワーク

04ケータリング

ライターでもある恵海さんは、社会起業やソーシャルビジネス、福祉、CSRなどのテーマを中心に執筆しつつ、上のお子さんが生後半年のときにお店を開店しました。「愛と胃袋」というネーミングもそうですが、言葉の人ならではの感性で、お店のストーリーをドラマティックに伝えます。信作さんのお料理の魅力を一番良くわかっている恵海さんの言葉の響きに魅了されるファン多数。
さらに、ご自身の経験をもとに、子育てサークル「おやこのおへそ」も主宰していて、「おはなし会」や「おとあそびの会」、「子連れ防災講座」、「保存食講座」など、親子で楽しめて学びにもなる企画を発信しています。イベントでは信作さんのケータリングが登場するなど、おいしい場づくりも忘れません。夫婦それぞれの強みをパワフルに活かしながら、しっかりと連携もし合う。お互いへの尊敬の気持ちがビシビシと感じ取れて、なんとも素敵です!

05おふたり

さようならからはじまる

06お店

「Restaurant 愛と胃袋」は、2015 年8月に閉店しました。ファンの皆さん同様、私も相当がっくり……。
でも、終わりのための閉店ではなくて、これから宿泊もできるオーベルジュとして、山梨であらたにはじまるのです。そこには、家族が暮らす場所もあり、まさに食住近接のまぜこぜな空間ができるのだそう。昨年末から石田さんファミリーは山梨へ移住し、早速開店のための準備を進められています。はやくまたあの至福のご馳走をいただきたい。同じ気持ちのみなさま、これからmazecoze研究所で連載する恵海さんの移住開業物語をどうぞお楽しみに!

「山梨移住でつくる暮らしと仕事 〜我が家の開業ストーリー〜」
Restaurant 愛と胃袋

研究員プロフィール:ひらばる れな

mazecoze研究所代表・編集長
「ダイバーシティから生まれる価値」をテーマに企画立案からプロジェクト運営、ファシリテーション、コーディネートまで行う。
人材教育会社にて障害者雇用促進、ユニバーサルデザインなどの研修企画・講師・書籍編集に携わった後に独立。
ダイバーシティプランニングを行う「hullabaloo」代表、ソーシャルデザインのしくみをつくる「PReNippon」共同代表、ノウフクPROJECTファシリテーター、久遠チョコレート広報など、様々なプロジェクトを推進。

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