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まぜこぜだよ人生は2018.05.18│研究テーマ:コラムぐろ

第2回:赤メガネと私 ―出会い― の巻

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第1回

mazecoze研究所をご覧のみなさんこんにちは、ぐろです。

前回初めてコラム執筆をしまして、一番悩んだのはタイトルをどうするかということでした。
真相は本文書くのに必死で、そのことをすっかり忘れてました、すみません。

一人で抱え込むより寄らば文殊と夫の赤メガネにもアイデアを出してもらったのですが。
赤「ぐろァトゥストラはかく語りき、は?」

そんな哲学は存在するはずもないコーナーなので、却下。


赤「じゃあ、ぐろさん何しにまぜこぜへ?」
目にする度に「そうだ。何やってるんだ?」と我に返ってしまいそうなので、却下。

赤「冷やしぐろさんはじめました。」

ぐろは変温動物じゃないので、却下。


赤「うーん、じゃあこれは。ぐろスティック4!」

…
…最初の1行目から巨大映画コングロマリットを敵に回せと?

と、斯様に役立たずな赤メガネ氏とどのように出会ったか?が今回のお話です。 



私が筋ジスの確定診断を受けた後、大学院で人生の迷い子になってた1995年。
当時はML(メーリングリスト)が今のSNSの様に機能していて、様々な趣味、趣旨の元に人が集っていました。

私もこれを試してみようと、蕎麦好きのMLか同世代の交流目的のMLかで悩んで、後者にしたところ、そこにいたのが赤メガネでした。

出た!大木凡人!!!当時の眼鏡は赤くない

ネット上では饒舌なのに実物は正反対みたいなタイプがいますが、最初のオフ会で会った赤メガネはまさにそれ。隣なのに私と口をきこうともしないその風体は、大きな黒縁めがねに長髪、無精ひげ。どこから見ても劣化した大木凡人。

漫画のキャラみたいな人物と初めて接した私は、ただただ感心していたように憶えてます。実のところ、他の人たちと実際に会えた興奮の方が大きくて、そんな変な男の事などどうでもよかったのです。

こちらが当時の私。酒ケース前なのがすでに色々察せられる

ところが数日後、変な男からメールがきて。曰く私の家の近くに良い沖縄料理屋があって、とにかく凄く良いから他のオフ会メンバーと一緒に行かないか?と。

そんな訳で2回目、私、彼を含めた4名で19時から久米仙をシークヮーサー割で呑み始め、23時に一緒だった2名が帰宅。即座に赤メガネが友達に電話して、ほどなく彼の友人が2人合流し、更にその2人が帰るとまた電話して、最後に来た友達が車で私たちを送ってくれたのが深夜3時半(!)だったという、後に「久米仙*花びら3回転事件」と呼ばれる伝説の吞み会が起こってしまうのです。
※近くにそういうサービスを売りにする大人の社交場があったもので…お下劣で失礼

MLの仲間とは色々な所へ遊びに行きました。これは江ノ島にて

それにしても何故印象の良くない男の誘いで、呑みに行っちゃうのか?と思われるでしょう。

第一に人見知りは酷いものの、メール上ではとても面白い人物だったこと。また私以外の他の男性陣とは実に愉快に話していたし、皆から慕われている様子だったこと(基本的に同性から好かれる人に悪い人はいない、が持論です)。

その上、美人のお嫁さんがすでにいること。病気のこともあり、誰かと付き合う気がなかった私にとっては、既婚者ならスーパー安全牌。どのみち大木凡人もどきと間違いの起きようは、なし寄りのなし!だったのです。

裁判長!証拠としてその時の写真を出します。まさに「なし寄りのなし」顔

一方赤メガネはどう思っていたのか分かりませんが、少なくともこの一件で「ぐろさんは呑める」と評価を定めたようで。これをきっかけに週2回から3回、最後の方は毎日のように呑みの誘いがくるようになったのです。

一転酒を酌み交わす仲になったら、メールの通りの快活な人物でしたし、歳は同じ。分野こそ違え同じく研究職で共通の話題も多く。 両親共に下戸で、本当は大して呑めない私を酒豪と勘違いしているところはアレでしたけど、お陰で色々美味しい酒を教えてくれましたし。夜な夜な呑みながら、何でも気楽に話せる友達関係になりました。

赤メガネ先生の薫陶を受け、日本酒イベントの司会を務めたことも。
こちらは十四代蔵元の社長(当時専務)で奥が私

しかし他人から見たらこの状況は、「あの2人、怪しい……」ですよね。ほどなく赤メガネの知人経由で、実際は彼の結婚が破綻してて、そのストレスから呑み歩いているのだ、という衝撃の事実を知ることになるのです!

いえ衝撃と書きましたが、ホントは少し想像していました。だって週の半分は私と呑んでいましたし、家に帰らなすぎて水道を止められ、うちでシャワー貸してあげたぐらいでしたから。嫁が居るなら止まる訳ないですしね。
(まさか結婚自体妄想かと思ったけど、そうじゃなかったのだけは安心材料)

それにしても問題は、どうしてそんな秘密を私にバラした?という点です。

色々やっかいだから巻き込まれない方がいいよ、ならその通りですが。そうではなく、嫁に逃げられた可哀想な赤メガネを、私が男にしてやってくれ的趣旨だったよう。

いやいや、それはちょっとどうよ。本人は嫁が居るかのように振る舞ってますし、私らはバカ話しながらひたすら呑んでいるだけだし。そもそもはアーサー・ミラーやスコット・グレンといった辺りが理想な枯専なので、大木凡人は絶対ないです。無理!

何度も言いますがこれですよ、コレ

ところがその後も外野から「赤メガネは良い奴だ。」「奴を傷つけたら、オレ許さないから。」と、このままで済まないぞプレッシャーを次々受け。つか、みんな知ってるって、秘密でもなんでもないじゃん!と心の中で何度叫んだことか。
でもそういう風に、みんなに好かれるのも彼の才能です。

私も絶対ないと言いながら、(風采はともかく)心根は良い人なのに躓いているのは可哀想だなぁ、なんて思い始めてしまったのです。

つまり「なし寄りのなし」から、「あり寄りのなし」への転換ですけど、この心境の変化を向こうも敏感に察していたのかもしれません。周囲から言われるようになって3カ月、とうとう言いました。

「あのね、僕は結婚してるって言ったけど、本当は独りなの。」

もうそれは知ってると答えると、がばっと人の手を掴み

「じゃあいいね!?」



…

…毎晩居酒屋に連れていかれ、周りからよってたかって説得される。これじゃキルギスの誘拐婚じゃないかい!!! やはり蕎麦MLを選ぶべきだったと悔やんでも後の祭りです。

このように私は赤メガネとお付き合いをすることになったのでありました。

とまあ、こんな感じで現在に至る赤メガネと私

因みに友人たちは赤メガネをおちょくるのと心配するのの半分半分で言ってただけで、別に頼まれていた訳じゃないようです。良い友達に恵まれて本当に良かったな!


ここまで書いちゃいましたから、次は更に4年半の歳月をかけて結婚までゴールインした経緯などを。次回も読んで下さると嬉しいです。では!

ぐろ

東京生まれ東京育ち。主婦、歯学博士、顔面肩甲骨上腕型筋ジストロフィーのお笑いコンビ「エログロナンセンス」のネタ担当、共用品ネットメンバー等々ジャンルの異なる肩書きが混在する奇跡のマゼコゼスト?趣味飲み歩き。

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