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ライオン株式会社<その3>
育児しながらブランド商品企画開発! 暮らしと仕事mazecozeの達人・加藤里佳さんの働き方

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ライオンさんの長寿ブランド柔軟剤『ソフラン』。これまでは西島秀俊さん主演のテレビCM「主夫、はじめました」シリーズの制作舞台裏や『ソフラン』の開発秘話をお伝えしてきました。
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さて、今回は、私たちに興味深いお話をたくさん聞かせてくださった、加藤里佳さんの働き方に迫ります。『ソフラン』ブランドマネージャーを務める加藤さんは、2人の娘さんを持つ母でもあります。後輩女子社員から「あこがれの母社員」として名前が上がることもあるとか。彼女のワーキングヒストリーの中には、働く母としての育児と仕事の両立ということだけでなく、子育てしながら管理職になるということ、ワークライフバランスを実現するためのパートナーとの家事分担の仕方、女性ならではのリーダーシップの発揮の仕方など、働く女性にとってさまざまなお手本が隠されているような気がします。

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加藤里佳さんプロフィール

「アクロン」など、幾つかの洗濯商材の担当を経て、『ソフラン』ブランドのマネージャーとして、『香りとデオドラントのソフラン』『ソフラン アロマリッチ』等の開発に携わる。
中高生の2人の娘さんと、旦那さまの4人家族。今でも、旦那さまと交代で仕事を調整し、毎日を乗り切っているのだとか。

母管理職だからできること、できないこと

大学卒業後ライオンに入社した加藤さんは、2年間営業を担当し、その後、商品企画として『エレガードなどのガードシリーズ』『アクロン』、『ブライト』、『リード』といった商品を担当してきました。現在の職場、『ソフラン』チームでは、管理職としてチームをまとめています。
既婚者、独身者、男性、女性。営業のプロからリサーチの鬼、研究者出身もいたりして、さまざまな属性の人が揃っているという加藤さんのチームでは、多様なライフスタイルを反映した商品が生み出されています。
「シングル世帯、DINKS世帯、3世代の大家族など、いろいろな家庭・お客様を現実的に想定して製品開発に取り組めるのは、このチームの強みだと思っています」
ときには、共働き世帯の母としての意見をミーティングで話すこともあるという加藤さん。こんな風にして、データや調査の結果だけに頼らず、メンバーそれぞれが暮らしの中で感じている実感値や経験が企画開発に活きることもあるそうです。生活者としての「あったらいいな」が、自分の仕事に結びつくって、まさに、マゼコゼだなぁ。
「スーパーやドラッグストアで『ソフラン』を棚から手に取っているお客さまを見ると、心の中で拝んでいます。ありがとうございます、ありがとうございます! って。そして、どうしても一人でニコニコしちゃいますね(笑)」
こんなところからも、商品開発に取り組む情熱が感じられますね。

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プライベートの話題では気さくな笑顔、
チームの話になると少しキリッと表情が引き締まる加藤さん。
頼れる上司の顔がのぞきます。

支えられた経験を働きやすい職場環境づくりに反映

しかし、ワーキングマザーには育児に伴う制約があるのも事実。加藤さんも、中学校・高校の学校行事やお子さんの都合でフルに働けない場合もまだまだあります。
「私自身、できる業務は精一杯やりますが、状況によってできない仕事もある。そこのカバーはチームのメンバーに負荷をかけている部分があります」
こうして自分が歩いてきた道だからこそ、周囲のワーキングマザーのバックアップは最大限していきたいとか。加藤さんは両親、そして旦那さまの両親の協力を受けて育児をこなしてきたそうですが、親族などの支援が受けられないメンバーもいることは意識しているそうです。一口に子育て世帯といっても、子育て環境はそれぞれ違います。ママ社員以外のチームメンバーが感じる負担を気づかいつつ、ママ社員が働き続けられる環境を整えている姿勢が伝わってきました。

その姿勢は、ママ社員だけに向けられるものではありません。
「男女にかかわらず、家族の介護や健康状態によって、勤務に制約が生まれる可能性はありますよね。そうなった時、チームとしていかにフォローし合い、きちんと機能するかを常に考えていきたいと思っています。状況が変わってもずっと働き続けられる環境づくりは大切ですし、今のチームメンバーなら何とか乗り越えようとしてくれると思います」
育児中、周囲からたくさんのフォローを受けて働き続けてきた経験を活かしつつ、さまざまな立場の人を束ねる管理職としてチームを運営しているのですね。

ライオンさんのmaze道:暮らしを愛し、お客さまを社員とともに愛する

商品開発の中で、柔軟剤の試作品を洗濯に使い、香りや機能を確かめることも多いとか。加藤さんの2人の娘さんはそうした姿を通して母の仕事を理解しているそうです。
「子どもが学校の課題で書いた将来像に、2人とも『母に子供を預けて職場復帰』と書いてありました(笑)。うちのかあちゃんは、子供をおばあちゃんに預けて会社に行くと思われてたのかな、と」

娘さんたちは、柔軟剤の香りには敏感で、今ではよきモニターにもなってくれることがあるとか。
「仕事と暮らしが地続きになって、生活者の目線で商品開発ができているかもしれません。そうした意味では、公私混同ですね」
チームメンバーはそれぞれのスタンスで生活を商品開発に活かしています。それぞれの意見をダイレクトに言い合える風通しの良さが、加藤さんの働き方を支える基盤になっているのだとか。お互いのライフスタイルを尊重しつつ団結して働けたら、どんな立場の人にとっても快適な職場になりそうですね。

そして! こんな上司を育てることができたライオンさんは、社員と暮らしを尊重する素敵な会社でした。加藤さんの先輩が出産していた頃から周囲の協力が得やすく、その配慮に応えて生き生きと働く先輩の姿があったのだとか。そして、それを見ていたからこそ、安心して出産に臨むことができたのだそうです。日本社会が女性の産後復帰に注目するずっと前から、こうした組織の柔軟さが培われていたのですね。

商品を使うお客さまの暮らしを見つめ、その縮図である社員の暮らしも大切に見守るライオンさんのmaze道。『ソフラン』をはじめ、私たちの暮らしにぴったり合った生活用品が作られている秘密はここにあるようです!

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取材の最後に、『ソフラン』チームの皆さんとmaze研メンバーで記念撮影!
ライオンちゃんにも参加してもらいました。

maze研の見解

加藤さんは、多忙な部署のリーダーでありながら心の余裕が感じられる、明るくてやわらかな雰囲気の方でした。
互いの立場を理解し、仕事に活かせる『ソフラン』ブランドチームは、組織を率いてきた彼女の働く姿勢を映す鏡でもありそうです。なにより、皆さん働くことが楽しそう!
制約のある状況でパフォーマンスを発揮されている加藤さんのワークスタイルからは、肩の力を抜きながら働く充実感がうかがえました。ワーキングマザーに示されたひとつの答えなのかもしれません。

(撮影:新見 和美 取材・文:阿部 志穂、手塚 美幸)

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『ソフラン』ブランドチームのLION好き好きポイント

辻さん(右)
販売促進戦略を一手に担う
「フレンドリーな人が多いところ。社員同士の仲の良さは特筆ものだと思います」

加藤さん(中央)
「かつてある女性の先輩が体調不良でしばらく勤務できない状況になったとき、
上司の方々が、『体調を崩して、仕事まで失ったら彼女はどうなってしまうんだ。
皆でフォローしてとにかく待ってみよう』と復帰を待つ姿を見て、
この会社でずっと働き続けたいなと思いましたね」

中西さん(左)
鋭くお客さまのニーズを捉える商品開発担当
「お客様との信頼関係を宝物のように大切にする社風。
だから、みんな仕事に対し妥協しないんです。
そういう、日々真剣勝負、という姿勢が好きですね」
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キーワード:モノ, 企業, 家事
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